人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「明日を担う音楽家たち」のチケットを取る / イ・ウォンテ監督「悪人伝」、バリー・ウォン、ジェイソン・クワン監督「追龍」を観る ~ 新文芸坐

2020年10月20日 07時20分58秒 | 日記

20日(火)。わが家に来てから今日で2210日目を迎え、ワイヤレスイヤホンの落し物が増えており、JR東日本によると、東京近郊だけで3か月間で約950個が線路に落ちていた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     JR東日本は「落としちゃイヤーホン‼」キャンペーンを始めた という耳寄りな話が

 

         

 

昨日はすごく寒かったので夕食は「みそ鍋」にしました 材料は豚肉、鶏肉団子、しめじ、キャベツ、もやし、豆腐、長ネギです お酒はやっぱり熱燗ですね 〆はラーメンにしました。満腹です

 

     

     

 

         

 

12月7日(月)午後7時から東京オペラシティコンサートホールで開かれる「明日を担う音楽家たち」のチケットを取りました これは文化庁と日本オーケストラ連盟の主催によるコンサートで、4人の若手演奏家が協奏曲を演奏し、高関健指揮東京シティ・フィルがバックを務めます プログラムと演奏者は以下の通りです

①ボッテジー二「コントラバス協奏曲 第2番 ロ短調」=コントラバス独奏:菅沼希望(新日本フィル首席)

②ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調」=ヴァイオリン独奏:楢井悠樹(N響第1ヴァイオリン奏者)

③ショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調」=ピアノ独奏:石井楓子(第2回ドイツ・ブラームスコンクール優勝)、トランペット:松木亜希(東京シティ・フィル)

④シューマン「ピアノ協奏曲 イ短調」=ピアノ独奏:加藤大樹(第7回東京音楽コンクール第1位・聴衆賞)

若い人たちの演奏を聴くのは清々しくて好きです

 

     

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐で韓国映画「悪人伝」と香港映画「追龍」の2本立てを観ました

「悪人伝」はイ・ウォンテ監督による2019年製作韓国映画(110分)です

凶悪なヤクザの組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)が、ある夜 後ろの車から追突され 何者かによってめった刺しされる    奇跡的に一命を取りとめたドンスは、対立する組織の犯行を疑い、犯人捜しに乗り出す 一方、警察側で捜査にあたるチョン・テソク刑事(キム・ムヨル)は暴力的な手段も辞さない荒くれ者として署内でも問題刑事として知られていた チョン刑事は、まだ世間の誰も気づいていない連続無差別殺人鬼がこの事件の犯人だと確信し、その手掛かりを求めて犯人と対峙したドンスに付きまとう ドンスとチョン刑事はお互いに敵意をむき出しにするが、狡猾な殺人鬼(キム・ソンギュ)を突き止めるにはお互いの情報が必要であると悟り、共闘して犯人を追い詰めることにする

 

     

 

この映画はヤクザの組長を演じるマ・ドンソクの不敵な面構えが、いかにもダークヒーローといった雰囲気をまとっていて、「悪人伝」というタイトルに嵌っています ヤクザと警察が共闘して犯人を捕獲するという あり得ないストーリー ですが、ヤクザのドンス組長が犯人を殺そうと復讐心に燃えているのに対し、警察のチョン刑事はあくまでも逮捕して牢屋にぶち込むことを最優先に考えています そこで、追い詰めた犯人の奪い合いが始まります 確たる証拠もないまま裁判が進む中、犯人と対峙して生き残った唯一の証人として出廷したドンスは、自分も刺されたが、犯人も胸に傷を負っているはず、と証言して有罪判決につなげます しかし、これではドンスの恨みは晴らせません 別件逮捕されたドンスは自分を犯人と同じ刑務所に収監するようチョン刑事に裏で話をつけます ドンスはそこで個人的な落とし前を付けようとしていたのです この辺のストーリー展開は面白いと思いました

 

         

 

「追龍」はバリー・ウォン、ジェイソン・クワン監督による2017年製作中国・香港合作映画(128分)です

中国の潮州から仕事を求めて香港にやってきたホー(ドニー・イェン)は、ヤクザ同士の争いに参加して警察に逮捕されるが、ホーの腕力に目を付けた警察署長のロック(アンディ・ラウ)に助けられる そのことに恩を感じたホーは、黒社会でのし上がっていき、今度はその立場からロックを助けるなど、2人は次第に友情で結ばれていく

 

     

 

この映画は、1960年代の香港に実在した香港マフィアのボス、ン・シックホーと 警察署長ルイ・ロックをモデルとして、汚職が蔓延していた警察と彼らと繋がっていた黒社会との関係を描いた作品です

この映画もヤクザと警察が結託して目の前の問題に対処するというストーリーですが、日本の小説で言えば柚月裕子「孤狼の血」の世界ですね

ところで、ホーの弟が麻薬漬けになると、ホーは「麻薬に手を出すな」と非難しますが、弟から「自分は麻薬取引の元締めをやっているのに、麻薬をやめろと言うのはおかしい 兄貴がその商売を辞めるんなら俺も麻薬は止める」と言い返されます 比較の問題であれば、これは弟の方が正論でしょう 実在した2人の主役のうちホーは、英国人殺しの罪で収監され刑期を全うした後も香港に残り 最後は癌で死去しましたが、一方のロックはアメリカに逃亡し天寿を全うしたとのことです 悪い奴ほど長生きするようです

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