人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「ハイドリヒを撃て!『ナチの野獣』暗殺作戦」を観る~レジスタンスの隠れ家にバッハ「シャコンヌ」が流れる

2017年12月14日 07時53分57秒 | 日記

14日(木).わが家に来てから今日で1170日目を迎え,日本漢字能力検定協会が選んだ「2017年を表す漢字」が「北」に決まり,一方 安倍晋三首相が選んだ漢字は「挑」だった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       北朝鮮に振り回されたからな  安倍首相の方は「挑」じゃなくて「懲」じゃね?

 

          

 

昨日,夕食に「鶏のしぐれ煮」「生野菜と生ハムのサラダ」「湯豆腐」を作りました 「鶏の~」は何度か作ったので慣れました

 

     

 

          

 

昨日,池袋の新文芸坐でショーン・エリス監督による「ハイドリヒを撃て!『ナチの野獣』暗殺作戦」を観ましたこれは2016年チェコ・イギリス・フランス合作映画(120分)で,ヒトラー,ヒムラ―に次ぐ,ナチスのナンバースリー,ラインハルト・ハイドリヒの暗殺を,史実に基づいて描いたサスペンスです

 

     

 

第2次世界大戦下,ナチスの高官ハイドリヒは,ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた.ハイドリヒ暗殺計画を企てたイギリス政府とチェコスロヴァキア亡命政府は,ヨゼフ,ヤンら7人の暗殺部隊をパラシュートによってチェコ国内に送り込む プラハにいる反ナチス・レジスタンス組織や家族との連絡・接触など計画が実行され,不可能と思われた暗殺は結果的に成功した しかし,ハイドリヒへの襲撃に憤慨したナチスは報復としてチェコ人の大虐殺を図る.ヨゼフやヤンらは密告によって追い詰められる

レジスタンスの中には,「ハイドリヒを暗殺すれば報復としてチェコという国自体が無くなる恐れがある.その判断は正しいのか?」として反対する者もいたわけですが,結局,暗殺計画は実行されます戦争は「殺される前に殺せ」が大命題ですから その結果,恐れていたチェコ人の大虐殺を招いてしまったわけですが,それでは暗殺していなければどうなったかと言えば,国の尊厳を捨てて絶対服従しかなかったでしょう

ところで,ヨゼフやヤンを匿う下宿屋の息子はヴァイオリニストなのですが,密告によってナチスの兵士が乗り込んでくるときに練習していたのはJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004」の第5楽章「シャコンヌ」でした 彼の置かれた厳しい現実と これから起こる悲惨な事件を予告するかのような音楽に聴こえました

それにしても,ナチスを題材とする映画が次々と制作され公開されるのはどういう理由からでしょうか

コメント
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