人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ジョン・カサべテス監督「フェイシズ」を観る~顔のクローズアップを多用する手法が冴える:早稲田松竹クラシックス

2017年12月30日 07時53分36秒 | 日記

30日(土)。昨日は大掃除第3弾としてキッチン、洗面所、トイレを掃除しました 昨年までの大掃除で放ったらかしていた お中元・お歳暮・香典返しなどで頂いた お茶やら海苔やら佃煮やらの賞味期限を調べてみたら3年以上前に切れているのがほとんどんだったので、すべて捨てることにしました 大きなゴミ袋4つにもなり自分でもびっくりです

ということで、わが家に来てから今日で1186日目を迎え、宝石箱のような箱を発見し 何やら世界を視野に入れて独り言をつぶやいているモコタロです

 

     

      これが「パンドラの箱」だったら 開けても 希望が残るはず 世界に希望はある? 

 

          

 

昨日、夕食に「豚バラこんにゃく」「生野菜とワカメと生ハムのサラダ」「里芋の味噌汁」を作りました これが私の今年最後の手料理です。特別な事情がない限り月曜から金曜まで週5日作ってきたことになります。何が面倒かといって「今夜の献立を考える」ことほど面倒なことはありません 献立さえ決まれば料理本のレシピ通りに作ればよいのでそれほど難しくはありません 料理に限りませんが、続けることが大事だと思います

 

     

 

          

 

早稲田松竹で「フェイシズ」を観ました これはジョン・カサべテス監督による1968年アメリカ映画(モノクロ・130分)です

娼婦ジェニー(ジーナ・ローランズ)の家で飲んで騒ぐ二人の男の一人リチャード(ジョン・マーレイ)はジェニーが気に入り、彼女を巡って相方と言い争う その後、帰宅したリチャードは、いつも通り夕食をとりベッドに入る。しかし翌朝、妻のマリア(リン・カーリン)に離婚の意志を告げる。妻は戸惑うばかり その日リチャードはジェニーの家の泊まる。一方、マリアは気晴らしに友人たちとディスコに行く。そこで踊っていたチェット(シーモア・カッセル)を自宅に連れ込んで語り合うが、友人たちはそれぞれ言いたい放題言っては帰宅してしまう やがてマリアはチェットとベッドに。しかし、翌朝目覚めたチェットはマリアが睡眠薬自殺を図ったことを知り うろたえる。介抱するうち彼女への愛に気付く。そこへ朝帰りのリチャードが家に戻り、寝室に入るとチェットは窓から抜け出し逃走を図っていた 残された二人はお互い、たばこを吸いながら虚無感に浸る

 

     

 

この映画を観て驚くのはほとんどドキュメンタリーのような撮り方で、しかも顔のクローズアップが多用されているということです それもそのはず、題名が「フェイシズ」(顔)です とくに冒頭の男2人女2人によるバカ騒ぎは、あたかも最初から最後までアドリブのような大騒ぎです  モノクロながら 画面から物凄いエネルギーが伝わってきます。この映画には、深刻なことも笑い飛ばしてしまうような楽観的な魅力を感じます

コメント
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