8日(金).わが家に来てから今日で1164日目を迎え,昭和天皇が戦後 側近に語った内容を記録した回想録とされる文書が6日,米ニューヨークで開かれた競売で,美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長によって27万5千ドル(約3千万円)で落札された というニュースを見て架空記者会見を語るモコタロです
記者:院長,本当にその額で落札したんですか? 高須:イエス 高須クリニック
昨日の夕食はすき焼きにしました わが家の場合は「すき焼き」というよりは「すき煮」と言った方が相応しいと思います 具材は,牛肉,シイタケ,シメジ,白菜,玉ねぎ,しらたき,ネギ,焼き豆腐です お酒はやっぱり日本酒の熱燗ですね
昨日「東京・春・音楽祭2018」のチケットを2枚取りました 1枚目は4月4日(水)午後7時から東京国立博物館 平成館ラウンジで開かれる「東博でバッハVol.40」です プログラムはJ.S.バッハの「ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第1番~第6番」で,演奏はヴァイオリン=島田真千子,チェンバロ=北谷直樹です
2枚目は4月10日(火)午後7時から国立科学博物館 日本館講堂で開かれる「N響メンバーによる室内楽~ブラームス弦楽四重奏曲 全曲演奏会Ⅲ」です プログラムは①ブラームス「弦楽四重奏曲第2番」,②シューマン「弦楽四重奏曲第3番」,③ブラームス「弦楽五重奏曲第2番」です 演奏はヴァイオリン=山口裕之,宇根京子,ヴィオラ=飛澤浩人,川崎和憲,チェロ=藤村俊介です
昨日,神楽坂のギンレイホールで「LION ライオン 25年目のただいま」と「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の2本立てを観ました
「LION ライオン 25年目のただいま」はガース・デイビス監督による2016年オーストラリア映画(119分)です
1986年,インドのスラム街で暮らす5歳の少年サル―は,兄と仕事を探しに出かけた先で,停車中の電車で眠り込んでしまい,家から遠く離れた大都市カルカッタまで来てしまう そのまま迷子になったサルーは,やがて養子に出されオーストラリアで成長する 25年後,友人の一人から Googl Earth なら地球上のどこへでも行くことが出来ると教えられたサルーは,おぼろげな記憶と Googl Earth を頼りに,本当の母や兄が暮らす故郷を探し始める そして駅のそばの給水塔などの記憶を掘り起こし,遂に幼い日を過ごした故郷を突き止める
この映画は実話に基づく物語だからこそ,25年後に本当の母親に再開した時のシーンが感動的です 25年間育ててくれた里親を傷つけまいと内緒で本当の母親を探そうとするサルーの葛藤が良く描かれています 本人の記憶力もさることながら,もしこの時代に Googl Earth がなかったら実の母親との再会は不可能だったでしょう なぜこの映画のタイトルが LION なのか,それは最後の最後に明らかになります
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」はケネス・ロナーガン監督による2016年アメリカ映画(137分)です
アメリカのボストン郊外で便利屋として生計を立てるリーは,兄ジョーの訃報を受けて故郷のマンチェスター・バイ・ザ・シーに戻る 遺言でジョーの16歳の息子パトリックの後見人を任されたリーだったが,故郷に留まることはリーにとって忘れられない過去の悲劇と向き合うことでもあった リーは故郷で ちょっとした不注意から子供たちを死なせた過去を引きずって生きていた
この映画では,甥の面倒を見ながら過去の悲劇と向き合って生きていく孤独な男リーの姿をケイシー・アフレックが見事に演じています
リーが過去の不幸な事件を回想するシーンでは,「アルビノーニのアダージョ」が流れます これほど重く暗い音楽はないでしょう 曲名を見る限り あたかもヴェネツィアの作曲家アルビノーニ(1671-1751)が作曲したように思いがちですが,実はアルビノーニの研究者レモ・ジャゾット(1910-1998)が1958年に作曲・出版した弦楽合奏とオルガンのための楽曲です
このほか,オペラのアリアのような曲も流れますが,残念ながら分かりませんでした 音楽はともかくとしてとても良い映画でした