ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『かいぞくポケット11・はねのあるキリン』

2006-01-14 07:31:46 | 息子と読んだ本のこと・児童書
かいぞくポケットの続き!
はねのあるキリンとその仲間は、ポケットたちを人間のカツにして食べてしまうつもりだった!!
塩で味付けされ、粉をまぶされ、たまごの沼に落とされ、最後に、パン粉の坂を下る・・・その先には、巨大な油の入ったフライパンが!

息子は、パン粉のあたりで、事態に気づいた様子。
息をのんで、話の展開を待っていた。
最後の最後に、みんなで力をあわせて、はねのある動物たちを大人しくさせ、助かる!いやぁ。どうなるのかと思いました。
物語の最後には、なぜか動物たちの島を大砲で爆発させておしまい。

母としては、いろいろと??はあったけれど、楽しいからね。
こういう本も、たまにはいいよね。
とにかく、楽しい!
ハリウッド映画の子ども版っていうことで(大げさか・・・)

『かいぞくポケット11 はねのあるキリン』

2006-01-13 06:48:13 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『かいぞくポケット11 はねのあるキリン』
寺村輝夫・作
永井郁子・絵

おとといから、我が家の定番『かいぞくポケット』シリーズ11巻を読んでいる。
11巻かぁ。随分読んだな~。
でも、20巻まであるから、まだまだなんだけど。

今回は、いつもと違う展開。
なんと、ポケットが仲間たちに意地悪されるところから、物語は始まる。
なんだか、嫌だなあ・・・でも、そこに謎がかくされているに違いないんだ。
そう思うことで、気持ちを整理する母。
黙って聞いている息子。

罰として、竿に結ばれて海につるされたポケットが、海に放りだされ消えてしまう。
同時に、はねのついたきりんが登場し、不思議なことが次々と起こるのだ。
いつものように、ワクワク・ドキドキさせる話運び!
さすがだなぁ。

でも、竿に結ばれて海につるすっていうのは、いくらなんでも・・・って感じなんですけど・・・。
ここに謎が隠されているのか?本当に、単なる意地悪なのか?
最後までのお楽しみってことで、我慢することにします。

『メロップスのわくわく大冒険 (2) 』

2006-01-10 14:57:32 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『メロップスのわくわく大冒険 (2) 』 児童図書館・文学の部屋
トミー・ウンゲラー絵・文
麻生 九美 訳

息子が楽しみにしていたシリーズの2巻目。
今回、メロップス氏は飛行機を設計し、空の冒険へと旅立ちます。
もちろん、息子たちと協力して作り上げ、一緒に旅に出るのです。
2話目は、クリスマスのお話。
メロップス氏の4人の息子が、それぞれツリーを作るのですが、こんなにツリーがあっても仕方ないからと、自分たちのツリーを喜んでくれそうな人を探すのです。

正直に言って、1巻の方が、数段おもしろかった。
たぶん、息子も同じ意見だったと思う。(あえて感想は言い合わないけれど)
なんでだろう?
1巻のような、冒険心が、くすぐられるようなお話ではなかった。残念ながら。

そして・・・
私個人の意見としては、まず、一話目の飛行機のお話でのインディアンの描き方が、ちょっと納得いかなかった。
メロップス氏の息子の一人を捕まえて、食べようとするならまだしも、トーテム・ポールに縛りつけ、矢をすれすれに放って怖がらせ、それを楽しむのだ。
しかも、集落みんなで。
インディアンたちの顔は、どれも意地悪そうに描かれている。
なんだか、とても不愉快な気持ちになってしまった。
本を閉じてから、そっと、作者がアメリカ人なのでは?と確認してしまった私です。
作者自身は、ヨーロッパの人のようですが、出版はアメリカでした。
これって、どうなのかしら?
私が気にしすぎなのかな・・・?

ちなみに、クリスマスのお話の方も、お父さんがサンタクロースで、プレゼントをあげるのです。
いいんですけど。わかってますけど。やっぱり、納得いかない私。
私が気難しいだけなのかな。

でもね、一巻は、本当に好きなのです。

『しずかなおはなし』

2006-01-09 07:46:38 | 息子と読んだ本のこと・絵本
『しずかなおはなし』
サムイル・マルシャーク文 ウラジミル・レーベデフ絵
うちだりさこ 訳

息子の友だち家族と一緒にスキーに行き、帰ってきたのは22時。
よって、昨晩は、読み聞かせはお休みでした。
これは、おとといの夜、読んだ本です。
(なにしろ、スキーで疲れ果ててしまい、とても、昨日は日記が書けなかったので・・・私も年をとったものです)

はりねずみの親子の、静かな暮らしを描いた本。
静かな場所で、小さな声で、ささやくように読みたい本。
特に大きな展開があるわけでもなく、
(狼が襲ってくるという大事件が起こるのだが、これも、淡々と描かれていて、何か悪いことが起こるのでは?という不安が起こらないのだ)
何か、特別な言葉があるわけでもない。
ただ淡々に、ただ静かに、はりねずみ親子たちの命の営みを描いている。

この地球には、私たちの知らない、こんな小さな命の営みが、いくつもあるのだ。
本を閉じた後も、そんなことに想いをはせる。
なんて心地よいのだろう。

しかし・・・(素敵な絵にひかれて)母が借りてきた本だったこともあって、息子は、少し不満顔。
「ほら、もう終わっちゃった。」と、
盛り上がりとは縁遠い、この静かな物語に、がっかりしていたようだった。
次の日はスキーということで、少し興奮気味だった息子。
息子の気持ちの波長と、合わない時に読んでしまったのかもしれない。
また、いつか読んでみたいと思います。









『メロップスのわくわく大冒険 (1) 』

2006-01-07 07:28:20 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『メロップスのわくわく大冒険 (1) 』 児童図書館・文学の部屋
トミー・ウンゲラー絵・文
麻生 九美 訳

お正月の実家まわりで、しばらくお預けだった寝る前の読み聞かせは、ぶたくん続きで(年末に読んだ本)、これに決定!
主人公がブタって言うだけで、なんの関係もないのですけれど。
でも、これが、また違うおもしろさ!

ぶたのメロップス一家の素敵な冒険の数々を描いたこの本。
とにかく、絵がいい。
かわいいというより・・・なんていうんでしょう・・・味がある?
いやいや、チャーミング!そうです。チャーミングなの!

冒険のお話自体は、単純だし、オチもあっけないし・・・でも、なんでこんなにおもしろいんだろう。
最初の冒険では、石油を掘り当てるのだけれど、結局、火事に巻き込まれて「他の人にやってもらおう」ということになってオシマイ。
ヒドイ目にあったはずなのに、性懲りもなく、次は、宝探しに海に!
そして、最後には地底探検!

せっかく手に入れた宝は、税金と修理費でなくなっちゃうし(税金ってところが、ちょっとビックリ!)、地底では、密輸業者を捕まえただけ。
でも、メロップス一家は、とても幸せなのです。
どの探検も、家族が一致団結!なにより、冒険が楽しくて仕方がない!
大変な目にもあうし、ちっとも得はないんだけれど、最後には、家でおいしいお母さんのご馳走をみんなで食べて、幸せをかみしめて終わるのです。

息子は、メロップス氏(お父さん)が「冒険に行こう!」と言うたびに、大笑い。
「凝りね~!」と言っては、腹をかかえていた。
でも、息子がこの本を気に入った訳は、おかしいだけでは、ないようだ。
子どもだけが持つ?男の子だけが持つ?それとも、私には、あまりない?冒険心ってやつが、密やかにくすぐられる一冊のようでした。