ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『エーミルのいたずら325番』

2006-01-19 05:58:12 | 息子と読んだ本のこと・児童書
アストリッド・リンドグレーン作
さんぺい けいこ訳

期待を裏切らないエーミールくん。
雰囲気の違う文体を気にする暇もない、おもしろさでした。
名前がエーミルになっていても、地名の表記が違っていても、そんなの関係ない!
母は、あんまり笑いすぎて読めなくなり、息子の方が、引いてしまう程でした。

あまりにハエが多いので、ハエとり紙を買ってほしいお母さんと、値段の高いハエとり紙を買わせたくないお父さん。
「そんなもん買ったら、家族でこじきになってしまう!」
お父さんのそんな大げさな言葉を信じて、なんとかしようとするエーミール。

ここで、ハエを捕まえる方法を考えるのが普通だけれど、ハエとり紙を買うためのお金を集める方法を考えるのが、エーミールなんだな。
まんまと、牧師さんの奥さんを騙してお金をもらい、ハエとり紙を買うエーミール。
台所中にハエとり紙をつるして、大成功!となるところだったけれど、もちろん、それにひっかかるのは、ハエではなくて、お父さんたち。
見事にカミナリが落ちて、牧師の奥さんにお金を返しにいって、話は終わった。

さあ、残りは、とうとう一冊。
早く読みたいような、読みたくないような・・・