ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『プーのはちみちとり くまのプーさんえほん1』

2006-01-22 06:25:32 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『プーのはちみちとり くまのプーさんえほん1』
A.A.ミルン文 E.H.シェパード絵 石井桃子訳

エーミールの本を返しにいった外国文学の棚で、『プー横丁にたった家』という、分厚い本を見つけました。
昔から、分厚い本を見ただけで、読書虫がお腹の中でウズウズしてしまう私ですが、ここは、ぐっとがまんして、となりに置いてあった絵本の方を借りてみました。
息子に読み始めるには、こちらの方が、興味がわきやすいかな?思ったのです。

その場で調べてみたら、全く、内容が同じ。
訳している人も同じだから、一語一句違わないようでした。
しかも石井桃子さん!この方の訳が、好きなのですよ。
日本語がキレイなんですよね~。
絵も、挿絵がカラーになって、大きく印刷されているだけでした。
一章が、絵本の一冊分になっているようです。

そんなこんなで読み始めましたが、なかなかどうして。
理解するのが難しくて、大変でした。

まず、ディズニーのアニメでついた先入観が、息子を混乱させたようでした。
「プーは、人形だったの!?」
最初のページから、質問の嵐。

さらに、内容までもが理解できない。
クリストファー・ロビンとぬいぐるみのプーを主人公にした物語を、ロビンのお父さんが創作して、ロビンに語ってきかせるという話なんですが、この設定が、なかなか理解できない。
というのも、ロビンが、わからない言葉などを、お父さんの語りの途中、途中で質問するのです。
しかも、プーがわからないから教えてやって!という、遠まわしな言い方で。
これで、さらにこんがらがる息子。

全部読み終わってから、この本の人物設定と場面設定を説明したら、「なんだ。そういうことだったのか。」だって。
ふぅ。本当に理解できたのかしら。
それでも、お父さんの作った創作物話は、最高におもしろくて、そこは、設定なんて気にせず大笑いしてました。
そこが楽しめたのなら、ま、よしとするか。