ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『メロップスのわくわく大冒険 (2) 』

2006-01-10 14:57:32 | 息子と読んだ本のこと・児童書
『メロップスのわくわく大冒険 (2) 』 児童図書館・文学の部屋
トミー・ウンゲラー絵・文
麻生 九美 訳

息子が楽しみにしていたシリーズの2巻目。
今回、メロップス氏は飛行機を設計し、空の冒険へと旅立ちます。
もちろん、息子たちと協力して作り上げ、一緒に旅に出るのです。
2話目は、クリスマスのお話。
メロップス氏の4人の息子が、それぞれツリーを作るのですが、こんなにツリーがあっても仕方ないからと、自分たちのツリーを喜んでくれそうな人を探すのです。

正直に言って、1巻の方が、数段おもしろかった。
たぶん、息子も同じ意見だったと思う。(あえて感想は言い合わないけれど)
なんでだろう?
1巻のような、冒険心が、くすぐられるようなお話ではなかった。残念ながら。

そして・・・
私個人の意見としては、まず、一話目の飛行機のお話でのインディアンの描き方が、ちょっと納得いかなかった。
メロップス氏の息子の一人を捕まえて、食べようとするならまだしも、トーテム・ポールに縛りつけ、矢をすれすれに放って怖がらせ、それを楽しむのだ。
しかも、集落みんなで。
インディアンたちの顔は、どれも意地悪そうに描かれている。
なんだか、とても不愉快な気持ちになってしまった。
本を閉じてから、そっと、作者がアメリカ人なのでは?と確認してしまった私です。
作者自身は、ヨーロッパの人のようですが、出版はアメリカでした。
これって、どうなのかしら?
私が気にしすぎなのかな・・・?

ちなみに、クリスマスのお話の方も、お父さんがサンタクロースで、プレゼントをあげるのです。
いいんですけど。わかってますけど。やっぱり、納得いかない私。
私が気難しいだけなのかな。

でもね、一巻は、本当に好きなのです。