ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『しずかなおはなし』

2006-01-09 07:46:38 | 息子と読んだ本のこと・絵本
『しずかなおはなし』
サムイル・マルシャーク文 ウラジミル・レーベデフ絵
うちだりさこ 訳

息子の友だち家族と一緒にスキーに行き、帰ってきたのは22時。
よって、昨晩は、読み聞かせはお休みでした。
これは、おとといの夜、読んだ本です。
(なにしろ、スキーで疲れ果ててしまい、とても、昨日は日記が書けなかったので・・・私も年をとったものです)

はりねずみの親子の、静かな暮らしを描いた本。
静かな場所で、小さな声で、ささやくように読みたい本。
特に大きな展開があるわけでもなく、
(狼が襲ってくるという大事件が起こるのだが、これも、淡々と描かれていて、何か悪いことが起こるのでは?という不安が起こらないのだ)
何か、特別な言葉があるわけでもない。
ただ淡々に、ただ静かに、はりねずみ親子たちの命の営みを描いている。

この地球には、私たちの知らない、こんな小さな命の営みが、いくつもあるのだ。
本を閉じた後も、そんなことに想いをはせる。
なんて心地よいのだろう。

しかし・・・(素敵な絵にひかれて)母が借りてきた本だったこともあって、息子は、少し不満顔。
「ほら、もう終わっちゃった。」と、
盛り上がりとは縁遠い、この静かな物語に、がっかりしていたようだった。
次の日はスキーということで、少し興奮気味だった息子。
息子の気持ちの波長と、合わない時に読んでしまったのかもしれない。
また、いつか読んでみたいと思います。