ファンタジアランドのアイデア

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カプセルホテルが利益をあげる仕組み スモールアイデア NO196

2018-09-29 17:46:45 | 日記
  カプセルホテルが利益をあげる仕組み スモールアイデア NO196

 2017年の訪日外国人は2600万人でした。延べ宿泊数は、7800万泊になっています。そんな中で、カプセルホテルは、多くの人に利用されています。この種のホテルは、外国人旅行者の利用も急増しているようです。カプセルホテルの多くは、極小の就寝空間です。今後、都心にはこのようなホテルが、外国人旅行客に利用されていくと予想されます。
 そこで、カプセルホテルが利益を上げながら存続する仕組みを考えてみました。カプセルホテルは、都心部で遅くまで働いた会社員が多く利用していました。家にタクシーで帰るより泊まった方が、リーズナブルで鋭気も養えるというものでした。カプセルホテルの多くは、サウナや大浴場を備えています。ここに泊まる人達は、通勤時間を睡眠や入浴の時間に置き換えているわけです。カプセルホテルは、翌日の鋭気を養う場でもあったのです。労働と結びついていたホテルが、外国人の格好のねぐらに変わりつつあります。安い、便利、都市文化に触れられるなど特徴を持っています。極小の就寝空間は、日本の幕の内弁当や盆栽の類似性を見いだすのかもしれません。
 全ての機能を施設内部で完結させるのではなく、外部の施設を利用するという考え方が必要になります。都心の飲食店を利用する心構えが、楽しさを倍増させるでしょう。東京は、世界で最もミシュランガイドの多い都市です。この食の楽園を堪能することは、大きな魅力でしょう。カプセルホテルは、就寝空間を確保した上で、次の行動に移す基地としての機能を持つことになります。安い、便利、都市文化の先進性を体験しながら、ホテルを利用してもらうことになります。訪問者は、途絶えることがありません。一定のサービスを提供できれば、利益は確実に得ることができるホテルになるでしょう。
 余談ですが、極小の就寝空間は、ビジネスホテルよりロボット導入は容易です。掃除ロボットは、浴室とトイレ、そしてベットセットが苦手です。カプセルホテルは、個室にトイレもバスルームもありません。ベットセットだけをロボットができるようになれば、人の手をかける部分は本当に少なくなります。掃除の手順さえ覚えさせておけば、スムーズに作業を行うことができます。シーツの取り替えを、器用に行うロボットが開発されるかもしれません。また、ベッドルームの布団を入れ替えを、力のあるロボットが行うだけで完了という雑でシンプルな方法も出てくるかもしれません。ロボット購入時の1年目を除けば、あとは無料で働いてくれます。人手不足を心配することなく、利益を上げてくれる仕組みが実現するかもしれません。