ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

能力のある人の副業は推奨される時代です  スモールアイデアNO195

2018-09-26 20:20:36 | 日記
 副業を持っていたり、持つことを希望したりする人口が、2017年に690万人を超えました。大企業が相次ぎ、働き方改革で従業員の副業を認め始めているのです。副業という柔軟な働き方を認める企業が、地方にも広がり始めています。この流れの背景には、深刻な人手不足ががあります。もう一つは、人材の高度な頭脳を引き出すという面があるようです。副業は、人材の能力を高めるというポジティブな面を持っているのです。
そこで、最近の副業の流れを探ってみました。東京の大企業が副業解禁に動くだけでなく、沖縄など全国の観光地を中心に副業を推奨する傾向が増えています。沖縄県への観光客数は、2017年に939万人となってハワイを抜くほど増加しているのです。観光業の強い地域は、非正規の従業員割合が高いのです。ある面で、季節による観光客数により収入が不安定になることがネックになっています。強い観光地を維持するためには、従業員の所得を安定させることが大切になるのです。
 ホテルや旅館では、住み込みで働く従業員がいます。彼らは、朝の食事や夜の食事に集中的に働きます。午後の一定期間は、自由時間になります。この時間を副業として、コンビニや飲食の短時間パートを行うことが可能です。副業により、収入が増えることで定着にもつながる可能性が出てきます。アパートやマンションの住み込み管理人は、主な業務である清掃 は朝から昼までに限られています。午後は、コンビニや飲食店のパートなどを行うことが可能になります。
 異業種間の交流を支える仕組みも、整ってきました。異業種間の人々と研究したり働くことで新しい成果を上げることが、最近のトレンドです。課題が生じやすい環境に身をおいて、その環境を上手に利用する研究者も出てきています。狭い範囲の研究分野から少し距離を置いた研究仲間と仕事をすることで、新しい切り口を見つける人材も出てきています。このような人材の出現を、企業は意図的に副業を行う中で育成しているのです。学際的研究や異業種間の交流が、新しい分野を切り開いています。異業種間の仕事や研究を個人が行うことができれば、より高い成果を出していくわけです。副業を行う中で、課題を作り出し、ビジネスの『種子』を暖めている「ちゃっかり屋」もいるようです。
 もっとも副業をしても、大きな成果を上げている人達はいたのです。複数の会社を兼任してる社長や重役の中には、大きな成果を上げている人が珍しくはありません。これも副業といえます。最近の傾向は、テレワークなどで成果を上げている人が多いことです。自宅で子どもの保育をしながら、パソコン等で会社の仕事をするわけです。時間を合理的に使え、複数の仕事を行うことで、個々の能力を高めている人達がいるのです。幼児の食べやすい食器や遊び道具などのアイデアを考え、実用新案を取り、収入を増やしている人もいます。子育て中の社員が、子育てと仕事の葛藤などの事例をブログに流し、稼いでる人もいるのです。
 従業員に対して、副業を禁止する会社が一般的でした。時代の流れが変わり、副業を認めることはもちろん、奨励する会社が増えてきたのです。日本には300万社以上の会社があり、3万の職種があります。300万の会社と3万の職種を組み合わせれば、無限の副業が可能になるのです。副業の中で好きで楽しい仕事にであったら、苦労を知らずに生活ができる環境ができつつあるわけです。老婆心ですが、復業において、稼ぐために時間を奪われすぎないようにすることです。心に余裕がないと、虻蜂取らずになってしまいます。収入を得ることと、それに伴う犠牲を天秤にかけて、バランスのとれた副業を目指したいものです。