早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

若い政治家、田中角栄の決断

2016年07月12日 05時28分46秒 | 読書







 国民の多くの

様々な情操や感性に

多大な影響を与えている

テレビというメディアを造成したのは

他ならぬ田中角栄という

若い政治家の決断によったものだし、


狭小なようで

実は南北に極めて長い日本の国土を

緻密で機能的なものに仕立てた

高速道路の整備や新幹線の延長配備、


さらに各県に一つずつという

空港の整備の促進を行ったのは彼だし、

エネルギー資源の乏しいこの国の自活のために

未来エネルギーの最たる原子力推進を目指し

アメリカ傘下のメジャーに依存しまいと

独自の資源外交を思い立ったのも彼だった



  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 空港整備を始めとする高速交通体系の整備

これは今でも地方都市の

議員さん達の公約になりそうな政策

まさに公共事業である

その是非を論ずるつもりはないが

現役時代、官僚として勤めてきた立場として

一言、愚痴を申せば


予算を取ってくる仕事、予算を配分する仕事

いずれも経験したが

日々、矛盾と模索の戦いだった

官僚の仕事だからウソやデッチアゲはできない

そして予算という金は血税である

庶民目線では大した稼ぎでもないのに

むしりとられる所得税や住民税など


政治家はここに高速道路を作る

学校をダムを港をと公約になさるが

現実に計画をたてて予算を取り

事業を実施するのは官僚

その苦労たるや...!

よくやってきたなと思う



愚痴になるが

赤信号の色はどう見ても赤である

この色を青であると誰をも納得させるだけの

理論構築をしなくてはいけないのである

そんな官僚の苦労なくして

越後に高速道路や新幹線は通せない


結局、矛盾だらけの屁理屈は

公共事業による景気浮揚という甘い汁で

政治家も国民もメデイアも

みんなが盛り上がったのではなかろうか


角さんの残した列島改造という偉業、

これを将来の人々に幸福をもたらす

基盤であったと胸の張れる政策を

これからの政治家に望みたい



     早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。