吹雪の中でおはよう

月曜日から降り続いた雪は凄まじく降り止むことなく、人々の生活を苦しめている。毎年のことなんだけれど、疲れ果てる季節と今まさに格闘している…！朝四時、「おはよう！」と除雪車の運転手と手を上げてあいさつ。相手に「おはよう」の言葉は聞こえない。でも僕の心にはその運転手の「おはよう！朝から精が出るね。」との言葉がしっかりと聞き取れた。そして彼の心にも僕の「おはよう！」は届いたはずだ。ハンドルを持つ厳しい顔の口元に一瞬笑みがこぼれたのがはっきり僕には見えた。吹雪で耳が痛くなるまだ暗い闇の時間に、「生きてるって良いなって…！」そんな今朝の風景がうれしい。
早起き鳥

時には自然に親しめ

一年中都会の中で東奔西走しているのではおのずと天地の大なる事がわからない。
だから時には川や海に出て船を浮かべ清遊を試見たり、
時には山岳に登って鋭気を養ったり、
時には青々として果てしない野に出るのが良い。
これまた心を修める学問である。
　言志後録