全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

LOHAS

2005-09-15 05:45:38 | 全英連参加者 2005

最近経済誌や経済番組でちょくちょく聞く言葉。
 ろはす・・・・・

 綴りがわかったので調べることにした。

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 LOHAS(ロハス:Lifestyles Of Health And Sustainability)とは、「人と地球にとって、健康で持続可能なライフスタイル」の総称らしい。
 アメリカの社会学者ポール・レイ氏らが、1998年、全米15万人を対象に15年間に渡って実施した価値観調査から生まれた言葉。快適に暮らしたいという欲求(EGO:エゴ)と、地域社会における環境(ECO:エコ)との共生を両立させながら、新しい生活文化を創造していくことであると、Wikipediaに書いてあった。

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 結構なお話だ。でも、そんなに上手くいくのかなあ。
 アメリカ人だけでなく、エゴとエコって完全な対立関係だと思う。明らかにふたつの矛盾する概念だと思う。この二つを止揚…矛盾する概念をより高い段階で統一…することは難しい。可能にするには、どちらかじゃなくて、どちらも一歩引かなければならない。これってなかなか難しいよ。
 エコがかかわる基準。LOHASを考える場合、場所ごとに二つの条件のうちのひとつ(エコ)が違うことになる。これは、何か数値基準を作り、ユニバーサルスタンダード(アメリカの大好きなグローバルスタンダード)化することも難しそうである。
 例えば日本人やドイツ人のそれとは随分違うんじゃないかなあと感じる。自然のあり方だって、自然を管理しておくのもエコだって思うし、本当にあるがままの姿にしておくのだってエコだと思うんだよね。
 アメリカ人のエコってどんなものなのかな。あれだけ安くて使い捨てが大好きそうなアメリカ人の考えるLOHASってどんなものだろう。ECOはエコロジーじゃなくてエコノミックスだろうなんて、へらずぐち。

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 地域によって、考える人によって違う基準。でも、何を尊ぶかは決まっている。ひとりではなく、一国でもなく、人類が総体として心得ていけば、地球にやさしいのかな。


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