Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

2021年5月9日(主日)前後の聖伝のミサの予定:Traditional Latin Mass for May 9, 2021

2021年05月09日 | 聖伝のミサの予定

アヴェ・マリア・インマクラータ!

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

愛する兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサ(トリエント・ミサ ラテン語ミサ)にご招待します。

最新情報は次のカレンダーをクリック
年間の予定はSSPX JAPAN MISSION CALENDARをご覧下さい。

今週末:2021年5月7日(金)5月8日(土)9日(主日)のミサの予定を再確定します。予定通りです。

【大阪】「聖ピオ十世会 聖母の汚れなき御心聖堂」 大阪府大阪市淀川区東三国4丁目10-2 EG新御堂4階 〒532-0002 (アクセス)JR「新大阪駅」の東口より徒歩10-15分、地下鉄御堂筋線「東三国駅」より徒歩2-3分(地図

 5月7日(金)  17:30 ロザリオ及び告解  18:00 ミサ聖祭

 5月8日(土) 10:00 ロザリオ及び告解  10:30 ミサ聖祭

 5月9日(日) 10:00 ロザリオ及び告解  10:30 ミサ聖祭【ミサの開始が午前に変更になりました。ご注意ください。】

 5月13日(木)主の御昇天  17:30 ロザリオ及び告解  18:00 ミサ聖祭

 5月14日(金)  17:30 ロザリオ及び告解  18:00 ミサ聖祭

【東京】 「聖ピオ十世会 聖なる日本の殉教者巡回聖堂」 東京都文京区本駒込1-12-5 曙町児童会館(地図

5月9日(日)主日ミサが三回捧げられます。

午前8時20分頃から準備が出来次第、告解の秘蹟を受けることができます。二階です。

09:00 ミサ聖祭 歌ミサ(ライブ中継をいたします)Facebook live

11:00 ミサ聖祭 読誦ミサ
12:30 ミサ聖祭 読誦ミサ

それぞれのミサの間にも告解の秘蹟を受けることができます。二階の告解の部屋に司祭は待機しております。

【お互いに社会的距離を取ることができるように、分散してミサにあずかっていただければ幸いです。】

【修道院】 

5月13日(木曜日)主の昇天 午前7時15分 ミサ聖祭


Ave Maria Immaculata!

My dearest Brethren!

I want to reconfirm the Mass schedule for the weekend of May 9, 2021.

Mass times in Tokyo: May 9
09:00 - Sung mass Facebook live
11:00 - Low mass
12:30 - Low mass
It would help us maintain proper social distancing if you could consider spreading your mass attendance among the three masses.

Mass location:
"Holy Japanese Martyrs' Mass Center"
Akebonocho Jido-kaikan
1-12-5 Honkomagome, Bunkyo-ku, Tokyo


Mass schedule in OSAKA:

Fri, May 7: Holy Sacrifice of the Mass at 18:00

Sat, May 8: Holy Sacrifice of the Mass at 10:30

Sun, May 9: Holy Sacrifice of the Mass at 10:30

Thurs, May 13: Holy Sacrifice of the Mass at 18:00

Fri, May 14: Holy Sacrifice of the Mass at 18:00







「求めよ、そうすれば与えられるであろう。」 私たちの主のこの約束には条件が付いています

2021年05月08日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、2021年5月9日は復活後第五主日です。

「テレワーク」方式ではありますが、皆様にYouTubeで「復活後第五主日の説教」の動画をご紹介いたします。

この動画が気に入ったら、お友達にもご紹介くださいね。

天主様の祝福が豊にありますように!

トマス小野田圭志神父


今日、2021年5月5日は、5月の初水曜日(月の初めての水曜日)です 聖ヨゼフ!我らのために祈り給え

2021年05月05日 | カトリックとは

愛する兄弟姉妹の皆様、

今日、2021年5月5日は、5月の初水曜日(月の初めての水曜日)です。今年は、聖母の汚れなき御心と聖ヨゼフとの取り次ぎを通して、私たちの主の御聖体に対する冒瀆的な取り扱いに対する償いを捧げましょう。

初水曜日に「聖ヨゼフの七つの御喜びと御悲しみ」について黙想することをご提案します。


聖ヨゼフはこの世で天主イエズス様と浄配なる聖母マリア様を最も良く知り、愛された御方であり、その隠れた徳ゆえに偉大なる御方、イエズス様とマリア様の最大の命の恩人であられました。

また、聖ヨゼフは、この世では、全てを天主の栄光のために、隠れてその生涯をささげられたが故に、天にて聖母の次に最大の栄光をあたえられていらっしゃいます。

聖伝では、水曜日は聖ヨゼフに捧げられた曜日であり、月の最初の水曜日を聖ヨゼフに捧げることで、聖ヨゼフを讃え、その御取次に信頼し、その御徳に倣って、聖ヨゼフを通して、天主イエズス様とマリア様をお愛しすることができますように。

初土曜日の「聖母の汚れ無き御心」への信心にならって、この「聖ヨゼフの七つの御喜びと御悲しみ」のどれかを「15分間黙想」することにいたしましょう。

聖ヨゼフの帯の信心については、下記リンクをごらんください。
聖ヨゼフの帯 cingulum Sancti Joseph

聖ヨゼフの御取次ぎにより、聖母の汚れ無き御心とイエズスの至聖なる聖心ヘの愛をますます与えてくださいますように!
聖ヨゼフの御取次ぎにより豊かな祝福がありますように!

天主様の祝福が豊かにありますように!
トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)


聖ヨゼフの7つの苦しみと喜び

1 ああいと潔き御母マリアの浄配、栄えある聖ヨゼフよ、御身のいと清き妻を失なわんと心に思い煩いし時の苦しみはいと大いなるものなりき。
されど天使が御託身の玄義を御身に伝えられし時の喜びは、またひとしお大いなりき。この苦しみ、この喜びにより、今も臨終の時も我らの心を潔き良心の喜びと、イエズス、マリアのうちに自我を滅する尊き御身の心を示し、我らを慰め給え。



2 ああいと幸いなる保護者聖ヨゼフよ、御身は人となり給いし御言葉の潔き養父の位にあげられたれども、御身は幼きイエズスがいと貧しき中に生まれ給うを見て大いに悲しみ給いしが、
天使らのたえなる歌声を聴き、その輝ける夜の栄えを見給うや、その悲しみは天的の喜びと変じたり。御身のこの悲しみ、この喜びによりて、我らもまたこの世の歩みを終えたる後、天使らの賛美の歌声を聴き、天的光栄の輝きを受け得んことを願い奉る。



3 ああ御摂理にいと従順なしもべなる、栄えある聖ヨゼフよ、幼きイエズスが割礼にて流されたる尊き御血は御身の心を苦痛もて貫きたれども、
イエズスと命名されるや御身の心は喜びに満たされたり。御身のこの苦しみ、この喜びにより、我らをこの世の悪徳より離れしめ、イエズスのいと尊き御名を心から唱えつつ心満たされてこの世を去るを得しめ給え。



4 ああいと忠誠なる聖ヨゼフよ、御身は救世の玄義の成就に身をもって大いなる役を果たされしが、シメオンの預言によりイエズスとマリアが受け給うべき苦難を予知せられ苦しみ給いたれど、
数限りなき人々の霊魂がこれによって救わるるとの預言によりて、天的喜びに満たされたり。御身のこの苦しみ、この喜びにより、我らがイエズスの功徳と聖母マリアの御取次ぎにより、終わりなき栄えを得てよみがえる人々のうちに数えられる御恵みをとりなし給わんことを願い奉る。



5 ああ人となり給いし天主の御子のいとも注意深き保護者なる栄えある聖ヨゼフよ、御身はいと高きものの御子を養い給い、これに仕えるために多くの辛酸をなめられたり。わけてもそのエジプトへの逃避はいと苦しきものなりしが、
御身が常に天主御自身と共におられし喜び、またエジプト人らの諸々の偶像が地に落とされしを目の当たりに見られし時の安心はいと大いなりき。この御身の辛酸と喜びとによりて、我らが地獄的暴君より免れて、わけても危険なる機会より逃避する事を得しめ、我らの心のうちに地上的執着が落とされ、ひたすらイエズスとマリアに仕え奉りつつ日々の生活を送り、この世を幸いに終わる事を得しめ給え。



6 ああこの地上の天使なる栄えある聖ヨゼフよ、御身は御身の心を天の王に全く捧げられたり。御身がエジプトより戻られる喜びは、アルケラウスに対する憂慮にて不安の闇となりしが、
天使は再び御身にイエズスとマリアと共にナザレトにて楽しく住み給う事を約束せられたり。御身のこの苦しみ、この喜びによりて、我らの心を深い恐怖より免れしめ、潔き良心の平和を楽しみ、イエズスとマリアと共につつがなく世を送り、臨終においてはイエズスとマリアの御手に我らの霊魂を捧ぐる事を得しめ給え。



7 ああ全ての徳の鑑なる栄えある聖ヨゼフよ、御身は御身の誤りにあらずして幼きイエズスを見失い、三日の間苦しみもて捜し求められたり。
されど神殿の中に博士らに取り巻かれたるイエズスを見出されし時の喜びはいかに大いなりや。御身のこの苦しみ、この喜びにより、我らが大罪を犯しイエズスを失いたりせば、たゆまず彼を捜し求め、遂に再び巡り会えるよう、わけても臨終の時に彼と共にありて天国に至り、御身と共に天主の終わりなき御恵みを賛美し奉るようとりなし給わんことを心から願い奉る。



交唱 イエズスが教えをはじめたりしは三十歳ごろなり、人々、イエズスをヨゼフの子なりと思いたり。(ルカ3:23)

V 聖ヨゼフ、我らの為に祈り給え。
R キリストの御約束に我らをかなわしめ給え。

祈願 天主、御身のかしこき御摂理のうちに祝せられたヨゼフを至聖なるマリアの浄配に選び給いたれば、願わくはこの世の我らの保護者として崇め奉る彼が、我らの天のとりなし手となり給わんことを。 アーメン。

 

参考リンク
サンタフェ~奇跡の階段 コラレス通り1丁目 この記事に昔の階段の様子の写真があります。

聖ヨゼフの階段(アメリカのニューメキシコ、サンタ・フェにあるロレット・チャペル)



英語ではこちら。
THE SEVEN DOLOURS AND SEVEN JOYS.

i. St. Joseph, pure spouse of most holy Mary, the trouble and anguish of thy heart were great, when, being in sore perplexity, thou wast minded to put away thy stainless spouse: but this joy was inexpressible when the archangel revealed to thee the high mystery of the Incarnation.
By this thy sorrow and thy joy, we pray thee comfort our souls now and in their last pains with the consolation of a well-spent life, and a holy death like unto thine own, with Jesus and Mary at our side.
Pater, Ave, and Gloria.

ii. St. Joseph, Blessed Patriarch, chosen to the office of Father of the Word made Man, the pain was keen that thou didst feel when thou didst see the Infant Jesus born in abject poverty; but thy pain was changed into heavenly joy when thou didst hear the harmony of angel-choirs, and behold the glory of that night when Jesus was born.
By this thy sorrow and thy joy, we pray thee obtain for us, that, when the journey of our life is ended, we too may pass to that blessed land where we shall hear the angel-chants, and rejoice in the bright light of heavenly glory.
Pater, Ave, and Gloria.

iii. St. Joseph, who wast ever most obedient in executing the law of God, thy heart was pierced with pain when the Precious Blood of the Infant Saviour was shed at His Circumcision; but with the Name of Jesus new life and heavenly joy returned to thee.
By this thy sorrow and thy joy, obtain for us, that, being freed in our life from every vice, we too may cheerfully die, with the sweet Name of Jesus in our hearts and on our lips.
Pater, Ave, and Gloria.

iv. St. Joseph, faithful Saint, who wast admitted to take part in the redemption of man; the prophecy of Simeon foretelling the sufferings of Jesus and Mary caused thee a pang like that of death; but at the same time his prediction of the salvation and glorious resurrection of innumerable souls filled thee with a blessed joy.
By this thy sorrow and thy joy, help us with thy prayers to be of the number of those who, by the merits of Jesus and his Virgin Mother, shall be partakers of the resurrection to glory.
Pater, Ave, and Gloria.

v. St. Joseph, watchful Guardian, friend of the Incarnate Son of God, truly thou didst greatly toil to nurture and to serve the Son of the Most High, especially in the flight thou madest with Him unto Egypt; yet didst thou rejoice to have God Himself always with thee, and to see the overthrow of the idols of Egypt.
By this thy sorrow and thy joy, obtain for us grace to keep far out of the reach of the enemy of our souls, by quitting all dangerous occasions, that so no idol of earthly affection may any longer occupy a place in our hearts, but that, being entirely devoted to the service of Jesus and Mary, we may live and die for them alone.
Pater, Ave, and Gloria.

vi. St. Joseph, angel on earth, who didst so wonder to see the King of heaven obedient to thy bidding, the consolation thou hadst at His return was disturbed by the fear of Archelaus, but nevertheless, being reassured by the angel, thou didst go back and dwell happily at Nazareth, in the company of Jesus and of Mary.
By this thy sorrow and thy joy, obtain for us, that, having our hearts freed from idle fears, we may enjoy the peace of a tranquil conscience, dwelling safely with Jesus and Mary, and dying at last between them.
Pater, Ave, and Gloria.

vii. St. Joseph, example of all holy living, when, though without blame, thou didst lose Jesus, the Holy Child, thou didst search for Him for three long days in great sorrow, until with joy unspeakable thou didst find him, who was as thy life to thee, amidst the doctors in this Temple.
By this thy sorrow and thy joy, we pray thee with our whole heart so to interpose always in our behalf, that we may never lose Jesus by mortal sin; and if (which God avert) we are at any time so wretched as to do so, that we pray thee to aid us to seek Him with such ceaseless sorrow until we find Him, particularly in the hour of our death, that we may pass from this life to enjoy Him for ever in heaven, there to sing with thee His divine mercies without end.
Pater, Ave, and Gloria.

Ant. Jesus Himself was about thirty years old, being, as was supposed, the son of Joseph.

V. Pray for us, holy Joseph.
R. That we may be made worthy of the promises of Christ.

Let us pray.
O God, who in Thine ineffable providence didst vouchsafe to choose blessed Joseph to be the husband of Thy most holy Mother; grant, we beseech Thee, that we may have him for our intercessor in heaven, whom on earth we venerate as our holy protector. Who livest and reignest world without end. Amen.


2021年の聖ピオ十世会秋田巡礼の報告 聖体行列

2021年05月05日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

イエズス様の憐れみで、今年も御聖体行列を行うことができました。イエズス様とマリア様に感謝いたします!



















2021年5月3日から5月5日の秋田巡礼 報告その1

2021年05月05日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

秋田巡礼は、拙いながらも、イエズス様のおん憐れみで、マリア様への祈りと愛に満ちたものでした。53名の巡礼者が参加されました。天主様に感謝いたします。













カトリック聖伝のミサの報告 聖ピオ十世会 Traditional Latin Mass in Tokyo and Osaka, SSPX Japan

2021年05月02日 | 聖ピオ十世会関連のニュースなど
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

緊急事態宣言の影響もあり、ミサに参加できた方々の数は、少なくなってしまいました。
今日東京のミサに来られた方は、子供達も入れて合計93人でした。大阪では19人でした。
しかしミサが捧げられることを天主様に感謝いたします。
良き聖母聖月をお過ごしください。

【報告】
Dear Fathers:

Shown below are the number of attendees at the masses in Tokyo today.

The total number of attendees at the masses in Tokyo today was 93, including children.

09:00 mass
M: 22 (incl. 2 children)
F: 21 (incl. 3 children)
Total: 43 (incl. 5 children)

11:00 mass
M: 20 (incl. 5 children)
F: 17 (incl. 6 children)
Total: 37 (incl. 11 children)

12:30 mass
M: 12 (incl. 3 children)
F: 9 (incl. 0 child)
Total: 21 (incl. 3 children)

Total of 3 masses (excl. 8 people who participated in multiple masses)
M: 49 (incl. 10 children)
F: 44 (incl. 9 children)
Total: 93 (incl. 19 children)






聖ピオ十世会は教皇に対して不従順ではない

2021年05月02日 | お説教・霊的講話

1. 聖ピオ十世会は教皇に対して不従順ではない

今日のミサ中の説教では、私たちの指導者たちに対して、私たちは尊敬や従順の義務を負っていることについてお話ししました。ところで、このように言う方もいらっしゃるかもしれません。

「あなたたちは指導者たちに対する服従について教えるけれども、あなたたち聖ピオ十世会は、教皇に対して不従順です!あなたたちは、第二バチカン公会議によって奨励された宗教の自由やエキュメニズムに反対しています。ミサについても、新しいやり方に従わない。共同司式もしない。手による聖体拝領も行わない。秘蹟についても、新しいやり方に従わない。新しい聖務日課を唱えない。新しい教会法に従わない。新しい祓魔式の儀式に従わない。新しいカテキズムを教えない。あなたたち聖ピオ十世会は、教皇に対して極めて不従順です!」と。

聖ピオ十世会がこのような新しいことを全くしていない、というのはその通りです。それでも、聖ピオ十世会は不従順ではありません。

どうしてでしょうか?それは、これらの新奇なやり方のすべてが、カトリックの信仰や道徳に、一定の害を与えるものであることが既に明らかになっているからです。これら全ての新奇なやり方が導入されて以来の、世界中でのカトリック教会の頽廃ぶりが、その証拠です。

私たちの主イエズス・キリストはこうおっしゃいました。「すべて、よい木はよい実を結び、悪い木は悪い実を結ぶ。よい木は悪い実をつけないし、悪い木はよい実をつけることができない。…だからあなたたちは、実によってその人を知ることができよう。(マテオ7章17節)」

最近の教皇たちによって奨励されてきたこれらの新奇なやり方は、カトリック教徒の信仰や道徳に害を与えるものです。

ところで、聖ロベルト・ベラルミーノはこのように言っています。「体を攻撃する教皇に抵抗するのが合法的であるのと全く同じように、もし教皇が霊魂たちを攻撃したり、社会の秩序を乱したり、またとりわけ、教会を破壊しようとしたりすることがあれば、そのような教皇に抵抗することは合法的である。わたしが言っているのは、そのような教皇が命ずることをせず、またその教皇の意志の実現を妨げることによって、その教皇に抵抗することが合法的だということである。」

したがって、聖ピオ十世会は、そのような新奇なやり方に抵抗する権利と義務を持っているのです。聖ピオ十世会は不従順ではありません。

2. 教皇の権威は、その使命による制限を受ける

またこのように言う方がいらっしゃるかもしれません。「イエズスはこうおっしゃいました。『あなたたちのいうことを聞く人は私のいうことを聞く人であり、あなたたちをこばむ人は、私をこばむ人である。そして、私をこばむ人は、私をお送りになったお方をこばむのである。(ルカ10章16節)』だから、教皇に反対することは、キリストご自身に反対することと同じです。」と。

教皇はキリストご自身ではなく、キリストの代理者に過ぎません。

教皇の使命とは、イエズス・キリストの御教えをあらゆるところで説くことです。教皇が、イエズス・キリストの御教えを変更する権限を持っているのではありません。その反対に、教皇はイエズスが教えられたことを、そのまま教える使命を持っているのです。イエズスは、聖ペトロや他の使徒たちにこのようにおっしゃいました。

「だからあなたたちは諸国に弟子をつくりにいき、聖父と聖子と聖霊との、み名によって洗礼をさずけ、私があなたたちに命じたことをすべて守るように教えよ。(マテオ28章19節)」聖パウロはこう言っています。「あなたたちが受けたのとはちがう福音を告げる者にはのろいあれ。(ガラツィア1章9節)」

ですから、聖ピオ十世会が、信仰に害を与えるようなことを命じる教皇に反対する時、キリストご自身に反対しているのではありません。それどころか、キリストに忠実であるために、そのような教皇に反対しているのです。聖ペトロがユダヤ人の宗教指導者たちに反対した時には、こう言いました。「人間よりも神に従わなければなりません。(使徒行録5章29節)」

3. 聖ピオ十世会は教皇を裁かない

このように言う方がいらっしゃるかもしれません。「あなたたち聖ピオ十世会は、自分たち自身が教皇を裁く者だとしているから、非常に高慢です!教皇が言うことが信仰にとって良いことであるのか、悪いことであるのかを、あなたたち自身が決めています。聖ピオ十世会のどこに、そのような裁きをする権限があるというのでしょうか?」と。

聖ピオ十世会が、教皇や司教たちを裁くのではありません。そのような裁きをする権限は、聖ピオ十世会にはありません。

ただ、聖ピオ十世会の人々は、頭を使って考えます。第二バチカン公会議以降の教皇たちの教えの一部が、第二バチカン公会議以前の教皇たちの教えと明らかに矛盾していることは、聖ピオ十世会にもわかります。

教皇たちが常に教えていたことに従うか、あるいは第二バチカン公会議以降の5人の教皇が導入した新奇なやり方に従うかの選択に直面した聖ピオ十世会は、20世紀にもわたって教皇たちが常に教えてきたことに固く従う方を選んだのです。聖パウロはこう言いました。「あなたたちが受けたのとはちがう福音を告げる者にはのろいあれ。(ガラテア1章9節)」

聖ピオ十世会の創立者であるルフェーブル大司教は、すでに1974年に、こう宣言しています。
「私たちは、心の底から全霊を上げてカトリックのローマに、すなわちカトリック信仰の保護者でありこの信仰を維持するために必要な聖伝の保護者である永遠のローマ、知恵と真理の師であるローマによりすがる。私たちは、しかしながら、第2バチカン公会議とそれに由来して公会議後の全ての改革において明らかに現れた公会議新近代主義と新プロテスタント主義の傾向を持つローマに従うのを拒否し、常に拒否した。」

このルフェーブル大司教の宣言が、教皇に関する聖ピオ十世会の立場を完璧にまとめたものです。 


私たちは誰に尊敬の念を抱くべきなのか:天主、両親や祖国、指導者たち

2021年05月02日 | お説教・霊的講話

2021年4月25日 復活後第三主日の説教:ドモルネ神父

尊崇の徳についての短い説教

はじめに

今日の書簡の中で、聖ペトロが私たちに思い起こさせるのは、天主のゆえに、私たちは自らの指導者たちに対して尊敬の念を持つべきだということです。

「あなたたちは、天主のために、被造物であるすべての人々に服従しなさい。優れた王に対しても、悪人を罰し、善人を褒めるために天主から遣わされた統治者たちに対しても」(ペトロ前書2章13節)と書かれています。今日は、指導者たちに対する尊敬の徳である、尊崇の徳についてお話しします。

1.尊崇(observantia)の定義

私たちがある人に尊敬の念を持つ義務を有するのは、その人が優れているからであったり、また私たちがその人から受ける恩恵のためであったりします。その人は優れているため、私たちより上位に立つのです。私たちがその人から受ける恩恵のため、私たちはその人に借りができます。その人が優れていればいるほど、また私たちがその人から受ける恩恵が大きければ大きいほど、私たちの尊敬の義務はさらに大切なものとなります。

私たちはこのような尊敬の念を、まず第一に、天主に対して持つ義務があります。天主は最高の存在であり、最高の優越性を持っておられます。天主は善であり、知恵であり、力であり、美であり、真理であり、すべてが完全でいらっしゃいます。天主はこの世の最高の統治者であり、すべては天主の支配下にあります。天主は私たちの最高の父でいらっしゃいます。天主は私たちの存在、私たちの人間性、そして私たちが持っているすべてのものを与えてくださいます。これらの理由から、私たちは天主に最高の尊敬と礼拝を捧げる義務があります。私たちが天主にそのような礼拝を捧げるとき、私たちは「宗教」の徳を実践しているのです。

第二に、私たちは両親や祖国に、特別な尊敬の念を持つ義務があります。天主は、私たちに生命、教育、財物を直接与えてくださるのではなく、両親や祖国を通して与えてくださるのです。両親や祖国から、私たちは教育を受けます。両親や祖国から、私たちはその財物を受け継ぐのです。したがって、私たちは両親や祖国に対して、特別な尊敬の念を持つ義務があります。そして、私たちが両親と祖国に対してそのような尊敬の念を持つとき、私たちは「敬虔」の徳を実践しているのです。

第三に、私たちは自分の指導者たちに対して、特別な尊敬の念を持つ義務があります。天主は、この世の統治において、人間をご自身に結びつけられます。天主は夫に、自分の家族に対する権威を与えられます。天主は市長に、自分の都市に対する権威を与えられます。天主は王に、自分の国に対する権威を与えられます。天主は教皇に、教会全体に対する権威を、司教に、自分の教区に対する権威を与えられます。指導者たちには、人民の物質的、また霊的な福利を提供する、天主の代理者としての使命があります。それゆえ、私たちは指導者たちに対して、特別な尊敬の念を持つ義務があります。私たちがそのような尊敬の念を持つとき、私たちは「尊崇」の徳を実践しているのです。

2.人間である指導者の尊厳と権威の根源

人間である指導者たちの尊厳は、天主の代理者として人々を統治するという使命から来ています。指導者たちが天主の法に従って人民を統治すればするほど、指導者たちは人々から尊敬され、愛されます。指導者たちが天主の法に反して人民を統治すればするほど、指導者たちは人民から軽蔑されます。

現代の民主主義国家を見てください。ほとんどの指導者たちは、自分の権威は人々から得ていると言います。天主の法に背いて人民を統治しているのです。ですから、会話や新聞、討論などで、そのような指導者たちがどれほど人民から批判され、ばかにされているかを見ても、驚くべきことではありません。

人間である指導者たちの権威は、人民に物質的、また霊的な福利を提供するという使命から来ています。天主が、指導者たちにこの使命を与えられます。そのため、天主は指導者たちに、この使命を果たすための権威を与えられるのです。天主は指導者たちに、人民を地獄に導く権威を与えてはおられません。

ですから、指導者たちには、偽りの宗教を奨励する権威はありません。メディアが天主を冒涜したり、まことの宗教に反する発言をしたりすることを許す権限は、指導者たちにはありません。指導者たちには、主日に不必要な仕事をすることを許す権威はありません。指導者たちには、人々がミサにあずかって秘蹟を受けることを禁じる権限はありません。指導者たちには、妊娠中絶、安楽死、離婚を容認する権威はありません。

指導者たちが天主の法に反する言動や行動をしたときに彼らに反対することは、無礼でもなければ、不従順でもありません。聖ペトロは「私たちは、人よりも天主に従うべきです」(使徒行録5章29節)と言いました。

結論

今日、教会が私たちに思い起こさせるのは、宗教あるいは世俗の指導者たちの尊厳と権威についてです。指導者たちの尊厳と権威は、人民の霊的、また物質的な福利を提供するという、天主から受けた使命から来るものです。

私たちは尊崇の徳を実践しましょう。私たちの宗教あるいは世俗の指導者たちをばかにしたり、嘲笑したり、非難したりするような、忌まわしい習慣を注意深く避けましょう。その反対に、指導者たちのために祈りましょう。なぜなら、指導者たちの使命は簡単なものではありませんし、また指導者たちは自らの指導ぶりについて、いずれ天主に説明しなければならないからです。王たるキリストが、すべての指導者たちのために取り成してくださいますように。


2021年5月2日(主日)前後の聖伝のミサの予定:Traditional Latin Mass for May 2, 2021

2021年05月02日 | 聖伝のミサの予定

アヴェ・マリア・インマクラータ!

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

愛する兄弟姉妹の皆様を聖伝のミサ(トリエント・ミサ ラテン語ミサ)にご招待します。

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年間の予定はSSPX JAPAN MISSION CALENDARをご覧下さい。

今週末:2021年4月30日(金)5月1日(土)2日(主日)のミサの予定を再確定します。予定通りです。

【大阪】「聖ピオ十世会 聖母の汚れなき御心聖堂」 大阪府大阪市淀川区東三国4丁目10-2 EG新御堂4階 〒532-0002 (アクセス)JR「新大阪駅」の東口より徒歩10-15分、地下鉄御堂筋線「東三国駅」より徒歩2-3分(地図

 4月30日(金)  17:30 ロザリオ及び告解  18:00 ミサ聖祭

 5月1日(土) 10:00 ロザリオ及び告解  10:30 ミサ聖祭

 5月2日(日) 10:00 ロザリオ及び告解  10:30 ミサ聖祭【ミサの開始が午前に変更になりました。ご注意ください。月曜日のミサはありません。】

【東京】 「聖ピオ十世会 聖なる日本の殉教者巡回聖堂」 東京都文京区本駒込1-12-5 曙町児童会館(地図

5月2日(日)主日ミサが三回捧げられます。

午前8時20分頃から準備が出来次第、告解の秘蹟を受けることができます。二階です。

09:00 ミサ聖祭 歌ミサ(ライブ中継をいたします)Facebook live

11:00 ミサ聖祭 読誦ミサ
12:30 ミサ聖祭 読誦ミサ

それぞれのミサの間にも告解の秘蹟を受けることができます。二階の告解の部屋に司祭は待機しております。

【お互いに社会的距離を取ることができるように、分散してミサにあずかっていただければ幸いです。】

【修道院】 

5月1日(初土) 10:00 ロザリオ及び告解  11:00 ミサ聖祭

5月3日から5月5日までは、例外的に午前7時15分からのミサはありません。秋田巡礼のため、御了承ください。

Ave Maria Immaculata!

My dearest Brethren!

I want to reconfirm the Mass schedule for the weekend of May 2, 2021.

Mass times in Tokyo: May 2
09:00 - Sung mass Facebook live
11:00 - Low mass
12:30 - Low mass
It would help us maintain proper social distancing if you could consider spreading your mass attendance among the three masses.

Mass location:
"Holy Japanese Martyrs' Mass Center"
Akebonocho Jido-kaikan
1-12-5 Honkomagome, Bunkyo-ku, Tokyo


Mass schedule in OSAKA:

Fri, April 30: Holy Sacrifice of the Mass at 18:00

Sat, May 1: Holy Sacrifice of the Mass at 10:30

Sun, May 2: Holy Sacrifice of the Mass at 10:30














三位一体なる天主の神秘|Sermon about St Joseph the Worker, Sermon sur St Joseph le Travailleur

2021年05月02日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、今日2021年5月2日は復活後第四主日です。

「テレワーク」方式ではありますが、皆様にYouTubeで「復活後第四主日の説教」の動画をご紹介いたします。

ドモルネ神父様と小野田神父による、英語、フランス語、日本語のお説教です。

この動画が気に入ったら、お友達にもご紹介くださいね。

天主様の祝福が豊にありますように!

トマス小野田圭志神父


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
【最新情報はこちら、年間予定一覧はこちらをご覧ください。】