Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

使徒聖トマは不信仰から熱烈な確信、深い信仰に大変化を遂げた。イエズス・キリストは真に復活され、今生きておられ、全てを統治しておられる。何も心配は要らない。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月11日(主日)白衣の主日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(大阪)


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

聖母の汚れなき御心聖堂にようこそ。

復活祭のお喜びを申し上げます。復活祭と聖週間が荘厳に捧げる事ができて、ドモルネ神父様や、侍者のメンバーの方々、聖歌隊の方々、そして皆さんに心から感謝致します。

今日は4つお知らせがあります。

1つは、ロザリオの十字軍、4月1日までですが、なかなか集計の報告が集まっておりません。もしも、10日経ちましたが是非ご報告をお願い致します。ロザリオの十字軍の集計をまだ報告なさっていない方は、是非よろしくお願いします。

第2に、秋田の巡礼です。5月3日~5日まで、丸3日間ですけれども、5月2日の主日の夕方に到着して、巡礼を行ないたいと思っています。去年のような形で巡礼が行なわれる予定です。どうぞ安心してお申し込み下さい。

日本の各地からマリア様の元に集って、そしてマリア様を讃美して、そして日本にいる多くの聖伝の信者の方々と、信仰を分かち合う事ができるようにと思っています。5月のゴールデンウィーク、ぜひ参加をお待ちしております。参加をまだお申し込みでない方は、ぜひ肯定的に考えて下さい。

第3に、来週の主日の事ですけれども、来週の主日は善き牧者の主日で、主日の献金が2回あります。1つは普通の献金と、もう1つは特別献金で、特にアジア管区から神学生が今、神学校で勉強していますけれども、彼らの生活、学費やその他をサポートする為の特別献金です。それがあるので、皆さんの寛大なご援助を感謝申し上げます。

日本からの神学生はまだいないのですけれども、できるだけ早く、日本から神学生が神学校に、多くの神学生たちが勉強しているように、お祈り致しましょう。献金と共に、お祈りも是非お願いします。

最後には、これは今日、韓国のモニカ金さんが、アメリカのブラワービルという聖ピオ十世会の修道女会で着衣式を受ける予定です。コロナ禍の為に、誰もアジア管区からは参列できません。

皆さんのお祈りで彼女の為に、あるいは全てのシスター、また去年着衣式をした日本人のシスター、シスター・マリ・エスペランスの為にもお祈り下さい。多くの修道女たちが輩出しますように、日本から出ますようにも、お祈り致しましょう。

今日のミサでは、私たちの主が復活の主日の8日後、つまり今日、使徒聖トマスの為に特別に御現れになった事が読まれました。

使徒聖トマはもう、いわば信仰を失っていました。絶望していました。イエズス様が十字架で亡くなったそれを見て、非常にがっかりしていました。弟子たちが、「主を見た!」と何度も言っても、「主を見て、その体を触れて、一緒にご飯を食べた!」と言っても、信じませんでした。

そのトマの為に、イエズス様はもう一度現れて、そして御自分が本当に復活している、という事を御見せになりました。

その瞬間、使徒聖トマは、不信仰から熱烈な確信、深い信仰に大変化を遂げました。

今日、私たちにもイエズス様は、その大変化を求めておられます。その御恵みを与えようとしています。

イエズス・キリストは真に復活されました。今生きておられます。天主として、全てを統治しておられます。何も心配する事はありません。

イエズス・キリストこそが、私たちが信じているこの信仰こそが、この世に勝つ勝利、真の信仰、真の天主。ですから今日、確固とした深い信仰の恵みを求めましょう。

ソビエトで迫害を受けていた時、あるいはナチス・ドイツでカトリック教会が迫害をされていた時、あるいはローマ帝国で、特に最後のローマ皇帝ディオクレティアヌスの時に、壮大な殉教、厳しい迫害の時が続きました。

一体誰が、ローマ帝国がカトリック教会に改宗すると思ったでしょうか。

誰が、ナチス・ドイツがコロリと滅ぶと思ったでしょうか。

誰が、ソ連が崩壊してしまって、鉄のカーテンがスルリと無くなるなどと思ったでしょうか。

想像していなかったような事が、歴史上何度も起こりました。

それと同じように、私たちも今、迫害で、あるいはコロナで、あるいは何かで、非常に難しい、もうダメだ、と思われるかもしれませんが、どうぞ心配しないで下さい。

天主の全能の力で、憐みと、そしてその優しさで、私たちの祈りを必ず聞き届けて下さって、御自分の勝利をもう一度御現わしになります。

ですから私たちはひたすら、イエズス・キリストの憐れみ、信仰に留まるように、御恵みを乞い求めましょう。マリア様にもお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


私たちは洗礼の時に、悪魔と、悪魔の業と、悪魔の栄華を、全てこの世の業を脱ぎ捨てて、キリストを着た

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月10日(土)白衣の土曜日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

聖伝によると、復活の徹夜祭で洗礼を受けた新受洗者は、8日間の毎日ミサに、洗礼の時に受けた白衣を着て与っていましたが、今日このミサを最後に、自分の受けた白衣を、洗礼の時に受けた白衣を教会に返して、これからは普通の服で生活する、という習慣がありました。

たとえ普通の服を着ても、イエズス・キリストの聖寵の状態を保って、清い心で、清い霊魂で、生活を始める、外見はそうではないけれども霊魂は、清さを保って汚れなく、終わりまで、この清さを保つ、という生活が始まりました。

ですから今日、聖ペトロが、ヨハネと一緒に墓に行って、イエズス様の墓に、イエズス様を巻いていた聖骸布が脱がれて置かれていた、という風景を見ます。復活したのでもう聖骸布はいらない、墓に置いてよみがえった。

また今日の書簡でも、同じ聖ペトロが、「子供のように、幼子のように、乳飲み子のように、私たちは悪意や、嘘や、邪悪を脱ぎ捨てて、そして純粋な乳を求めよ」と呼びかけています。

私たちも洗礼の時に受けた聖寵を象徴する白い衣を、外見上は脱ぎましたが、「私たちは洗礼の時に、悪魔と、悪魔の業と、悪魔の栄華を、全てこの世の業を脱ぎ捨てて、キリストを着た」という事を今日、思い出すように致しましょう。

そしてこの洗礼の清さをいつまでも保つ事ができますように、天国に行く日まで保つ事ができますように、特別の御恵みをお祈りしましょう。特にマリア様にお祈り致しましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


聖金曜日には、御死去の後にイエズス様は聖心を開いて御血とその水を流された。 この水は洗礼の象り。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月9日(金)御復活の金曜日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教


聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆様、御復活のお喜びを申し上げます。

ちょうど一週間前の聖金曜日、これは今年は初金曜日でした。

聖金曜日には、イエズス様が聖心を開いて、御死去の後に、その聖心から私たちの為に、御血とその水を流されました。

この水は、洗礼の象りです。あたかも、洗礼を受けると同時に、イエズス様の天主の御血が私たちの中に流れ始める、天主の血を、家系を、血筋を受け継ぐ、天主の子供になる、養子相続ができる、という事を意味しているかのようです。

ですから、今日、一週間後の金曜日に、教会は、洗礼について語ります。

書簡では聖ペトロがこう言います。「ノアの時代、全世界は水によって清められた。そして方舟に入った8人だけが助かった。」

つまり、「洗礼を受けて、新約のノアの方舟であるカトリック教会の中に入る人だけが、イエズスの脇腹から神秘体の中に入る人だけが、救われる。」

福音の中では、今日イエズス様は「全世界に行って、聖父と聖子と聖霊との御名によりて洗礼を授けよ。私の教えた事を教えよ」と命じられました。

「私は世の終わりまで、お前たちと共にいる。私には、天と地との全ての力が与えられている」と宣言されたのを読みました。

復活されたイエズス様は私たちに、特別の「洗礼」という秘跡を下さいました。外見は非常に簡単ですけれども、その効果は想像をはるかに超えるもの、言葉で言い尽くせない宝です。

天主の子供となり、私たちの罪の負債はすべてチャラにされて、今流行りの言葉によればグレート・リセット😉されて、そして私たち人間の本性が、超自然の命に生き始める、という大計画です。

そうする事によって、イエズス・キリストの神秘体の一部となる、新しい購われた人類となる、というその計画の中に、私たちは招かれた、という事です。

この御恵みを今日、感謝致しましょう。

残念ながら、第二バチカン公会議後、洗礼の秘跡を蔑ろにするような人もいます。「洗礼も大切だけれども、もっとこの世の事を」等と言う人々が、聖職者がいる事を思って、私たちはこの洗礼の大切さを今日、もう一度確認致しましょう。

イエズス様は、私たちが洗礼を受ける事によって、永遠の命を受ける事を御望みになりました。それ以外には道がありません。

この御恵みを多くの人が受けますように、そして永遠の命に導かれますように、その為に、聖金曜日にイエズス様がなさった御苦難、そして復活された栄光が無駄にならないように、お祈りしましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


主の御復活は私たちに2つの事を教える:イエズス・キリストこそが真の天主であること、私たちが永遠の命へと辿り着く道、王の道、黄金の道があること。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月4日(主日)復活祭の主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


愛する兄弟姉妹の皆様、今日、私たちの主イエズス・キリストの栄光ある御復活の主日、おめでとうございます。この私たちの主の御復活の喜びを申し上げます。

主の御復活は私たちに、2つの事を教えてくれています。


1つは、私たちの主イエズス・キリストこそが、真の天主、御自分の力によって、天主の力によって、約束の通りよみがえられた方であること。

全ての旧約時代の預言を成就させて、そして御自分の予言した通り、三日目に復活された方、そして全宇宙を、全世界を統治しておられる真の天主、アルファでありオメガ、始めであり終わり、永遠の真の天主、唯一の救い主、唯一の贖い主イエズス・キリストであること。

そしてもしもイエズス様が復活したとしたら、それは私たちに、復活の命を分かち合う為です。

「イエズス・キリストのみが、私たちに永遠の命を与える事ができる、真の天主である」という事を教えています。

それと同時に、今日(こんにち)行なわれているエキュメニズムというものは、全く見当違いという事が分かります。

「イエズス・キリストの方に、真の天主の方に、引き寄せる、集める」、これこそが、イエズス・キリストの、天主三位一体の望んでいる御計画です。


第2のポイントは、イエズス・キリスト様が、私たちの為に永遠の命を与えようとした、そこへと辿り着く道をも教えてくれました。王の道、黄金の道があります。その王道を通ってこそ、私たちは天国に導かれる事ができます。

「あぁ、何と愚かなのか、鈍い者か。」イエズス様がエンマウスの弟子たちに言いました。「キリストは、苦しみを受けて後、栄光に入るのではなかったか。」

そうです、「十字架の道」こそが、私たちが天国に至る唯一の道であって、私たちの主はそれを教えて下さいます。

ですから同時に、今、現代世界を苦しみのない楽園に変えようと、地上の楽園を建設しようという、夢のような物語は、それは全く幻想に過ぎない、という事が分かります。

この地上から、苦しみや悲しみを消し去る事はできません。

そうではなくて、真の主が私たちに求めているのは、この地上に楽園を建設する事ではなくて、イエズス・キリストと共に、イエズス・キリストの御跡を慕って、私たちも十字架、苦しみを、この世の悲しみを御捧げして、罪の償いとして御捧げして、イエズス・キリストの跡を慕って歩く、十字架の道を歩む、それを捧げる、これこそが求められています。

そして教会はまさに、イエズス・キリストの十字架を慕うように、その後を続くようにと招いております。

では今日、最後に、イエズス様に、そしてマリア様に、私たちの信仰をますます固めて深めて下さいますように、お祈り致しましょう。

最後に、ロザリオの十字軍が4月1日の聖木曜日で終わりました。ミサが解放されますように、そして多くの召命がありますように、という意向で捧げられてきました。どうぞ皆さんご報告をお待ちしております。

今まで定期的にご報告して下さった方もいらっしゃいますけれども、もしもできれば、またもう一度まとめて全てをご報告下されば嬉しく思います。その時にはその旨も仰って下さい。

それでは、良い復活節をお過ごし下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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