Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

主の御復活は私たちに2つの事を教える:イエズス・キリストこそが真の天主であること、私たちが永遠の命へと辿り着く道、王の道、黄金の道があること。

2021年04月28日 | お説教・霊的講話

2021年4月4日(主日)復活祭の主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージ

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。


愛する兄弟姉妹の皆様、今日、私たちの主イエズス・キリストの栄光ある御復活の主日、おめでとうございます。この私たちの主の御復活の喜びを申し上げます。

主の御復活は私たちに、2つの事を教えてくれています。


1つは、私たちの主イエズス・キリストこそが、真の天主、御自分の力によって、天主の力によって、約束の通りよみがえられた方であること。

全ての旧約時代の預言を成就させて、そして御自分の予言した通り、三日目に復活された方、そして全宇宙を、全世界を統治しておられる真の天主、アルファでありオメガ、始めであり終わり、永遠の真の天主、唯一の救い主、唯一の贖い主イエズス・キリストであること。

そしてもしもイエズス様が復活したとしたら、それは私たちに、復活の命を分かち合う為です。

「イエズス・キリストのみが、私たちに永遠の命を与える事ができる、真の天主である」という事を教えています。

それと同時に、今日(こんにち)行なわれているエキュメニズムというものは、全く見当違いという事が分かります。

「イエズス・キリストの方に、真の天主の方に、引き寄せる、集める」、これこそが、イエズス・キリストの、天主三位一体の望んでいる御計画です。


第2のポイントは、イエズス・キリスト様が、私たちの為に永遠の命を与えようとした、そこへと辿り着く道をも教えてくれました。王の道、黄金の道があります。その王道を通ってこそ、私たちは天国に導かれる事ができます。

「あぁ、何と愚かなのか、鈍い者か。」イエズス様がエンマウスの弟子たちに言いました。「キリストは、苦しみを受けて後、栄光に入るのではなかったか。」

そうです、「十字架の道」こそが、私たちが天国に至る唯一の道であって、私たちの主はそれを教えて下さいます。

ですから同時に、今、現代世界を苦しみのない楽園に変えようと、地上の楽園を建設しようという、夢のような物語は、それは全く幻想に過ぎない、という事が分かります。

この地上から、苦しみや悲しみを消し去る事はできません。

そうではなくて、真の主が私たちに求めているのは、この地上に楽園を建設する事ではなくて、イエズス・キリストと共に、イエズス・キリストの御跡を慕って、私たちも十字架、苦しみを、この世の悲しみを御捧げして、罪の償いとして御捧げして、イエズス・キリストの跡を慕って歩く、十字架の道を歩む、それを捧げる、これこそが求められています。

そして教会はまさに、イエズス・キリストの十字架を慕うように、その後を続くようにと招いております。

では今日、最後に、イエズス様に、そしてマリア様に、私たちの信仰をますます固めて深めて下さいますように、お祈り致しましょう。

最後に、ロザリオの十字軍が4月1日の聖木曜日で終わりました。ミサが解放されますように、そして多くの召命がありますように、という意向で捧げられてきました。どうぞ皆さんご報告をお待ちしております。

今まで定期的にご報告して下さった方もいらっしゃいますけれども、もしもできれば、またもう一度まとめて全てをご報告下されば嬉しく思います。その時にはその旨も仰って下さい。

それでは、良い復活節をお過ごし下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



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