Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

 こう言うのをダブル・スタンダードというのではないでしょうか?

2007年02月12日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言

アヴェ・マリア!


 ダブル・スタンダード


■ 中共の愛国協会での司教聖別

 王仁雷神父(Father John Wang Renlei)36歳は、江蘇省(Jiangsu province)の徐州(Xuzhou)教区のイエズスの聖心カテドラルで、11月30日に司教に聖別された。この種の司教聖別は2006年の3回目であった。バチカンは12月2日、11月30日の中国での司教聖別について声明を発表。「この徐州での司教聖別のやり方を嘆く。聖座は将来このようなことが繰り返されないことを期待する。」


■誰が司教に聖別されたのか?
 3回とも、共産主義者が牛耳る中国共産党指導の愛国協会の指導層。
 中共愛国協会は、ローマに司教聖別許可を求めることは、自主権と独立の毀損だと考えている。
 これらの司教たちは、司教区教区長としての司教(今回は徐州教区)であり、彼らは自分の司教区で裁治権を行使して、裁治権を持つことを主張する。
 ローマから独立を目ざす意思のみ表明している


□1988年にルフェーブル大司教様がした司教聖別と比較してみよう。

 ルフェーブル大司教様によって聖別された司教たちは、特別な「教会」を構成しなかった。司教たちは領地的な裁治権を持っていることを主張しなかった。司教たちは、必要の状態に迫られていたのでやむなく聖別された。(全世界中で数十万のカトリック信徒の方々、数百の神学生たちが、聖伝の秘跡を求めていた。)


■中国共産主義者たちの愛国協会のために、聖座は一体何をしただろうか?
 聖座は「司教聖別のやり方を嘆く。聖座は将来このようなことが繰り返されないことを期待する。」という声明を出す。「嘆き」「将来ないことを期待する」だけ。「破門された」という言葉は無い。


□ルフェーブル大司教のためには、聖座は何をしたか?
 司教聖別の翌日、急いで、ヨハネ・パウロ二世教皇は自発(motu proprio)の形で使徒書簡「エクレジア・デイ」を発表し、こう言った。


「これ自体で、この行為は、非常に重大な事柄における、また、教会の一致に関わる最も重要なことに関する、教皇に対する不従順の一つでした。何故なら、それによって使徒継承が秘跡的に永続する司教聖別に関することだからです。それ故、このような不従順は、それ自体で、ローマの司教の首位権の真の拒否を構成し、離教的行為を構成します。去る6月17日に司教省の枢機卿長官によって教会法に則った警告が公的に送られたにも関わらず、このような行為をすることにより、ルフェーブル大司教は、司祭ベルナルド・フェレー、ベルナール・ティシエ・ドゥ・マルレ、リチャード・ウィリアムソン、そしてアルフォンソ・ドゥ・ガラレタと共に、教会法によって予見された破門という重大な罰を招きました。」


 こう言うのをダブル・スタンダードというのではないでしょうか?

 

============

クリックで応援して下さい。↓
http://blog.with2.net/link.php?269452
兄弟姉妹の皆様の応援を感謝します!


●聖ピオ十世会韓国のホームページ
http://www.sspxkorea.wo.to/


●聖ピオ十世会 永遠の司祭職(SSPX - Eternal Priesthood)
http://www.sspx-thepriesthood.com/


●トレント公会議(第19回公会議)決議文
http://fsspxjapan.fc2web.com/tridentini/tridentini_index.html


●第一バチカン公会議 (第20回公会議)決議文(抜粋)
http://fsspxjapan.fc2web.com/vat1/index.html


●聖ピオ五世教皇 大勅令『クォー・プリームム』(Quo Primum)
http://fsspxjapan.fc2web.com/pro_missae/dqpt1.html


●新しい「ミサ司式」の批判的研究 (オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ枢機卿)Breve Exame Critico del Novus Ordo Missae
http://fsspxjapan.fc2web.com/pro_missae/ottaviani2.html


● 聖ピオ十世会関係の動画資料
http://www.traditionalcatholicmedia.org

 


カストゥリヨン・オヨス枢機卿「聖ピオ十世会の司教たち、司祭たち、平信徒たちは離教徒ではない。」

2007年02月12日 | カトリック・ニュースなど

アヴェ・マリア!


 兄弟姉妹の皆様、

 私たちはもう既に知っていることで、驚くべきニュースではありません。しかし、あまりよくご存じでない兄弟姉妹の皆様のために参考資料として情報をお届けします。


 2007年2月8日、ドイツの「ディー・タゲスポスト Die Tagespost 」紙は、“Die Bischoefe, Priester und Glaeubigen der Priesterbruderschaft Pius X. sind keine Schismatiker.“ (聖ピオ十世会の司教たち、司祭たち、平信徒たちは離教徒ではない。)という、エクレジア・デイ委員会委員長のカストゥリヨン・オヨス枢機卿のインタビューを掲載しました。


カストゥリヨン・オヨス枢機卿


「教皇は、普遍の牧者としての能力において、聖伝の典礼に敏感な信徒の方々のために何かをしたいと考えています。教皇様は外的なプレッシャーや請願の署名のリストに屈しているのではありません。そうではなく、むしろ千年以上も教会が捧げ続けてきている聖なる典礼様式のためです。・・・・

 教皇様はすでにエクレジア・デイ委員会のメンバーとして、古いミサは悪くもなければ分裂を引き起こすものでもなく、多くの善のためにあると明確にしています。」


「私は教皇様が古い典礼様式を愛していると知っています。この典礼様式を個人的に捧げることについての教皇様の決定については何も知りませんし、推測することを望みません。」


「お願いですから、"教会内部のエキュメニズム" という言い方を私が拒否することを受け入れて下さい。聖ピオ十世会の司教たち、司祭たち、信徒たちは、離教徒ではありません。・・・ 聖ピオ十世会の司祭たちと信徒たちは、破門されていません。彼らは異端者ではありません。・・・


Sehen Sie es mir nach, dass ich den Begriff "Oekumene ad intra" ablehne. Die Bischoefe, Priester und Glaeubigen der Priesterbruderschaft Pius X. sind keine Schismatiker. ... Die Priester und Glaeubigen der Bruderschaft sind nicht exkommuniziert. Sie sind keine Haeretiker. ...


Die Tagespost - Die alte Messe steht fur die Vielfalt des Guten


【コメント】
 私たち聖ピオ十世会は、カトリック教会が信じてきたことをそのまま信じ、愛してきたことをそのまま愛し、教えてきたことをそのまま教え、排斥してきたことをそのまま排斥しています。歴代の教皇様の教え、公会議の教えと完全な交わりの中にあります。まさか、カトリック教会の2000年間の過去を「異端」呼ばわりしたり「離教」呼ばわりすることはできないでしょう。もしも、自分が本物の異端や離教徒ではない限り。


Positives Interview in der Tagespost


インタビューの英語訳
Castrillon: "The Bishops, Priests, and Faithful of the [SSPX] are not schismatics."
In an interview by Cardinal Castrillon Hoyos, President of the Pontifical Commission "Ecclesia Dei" to the German newspaper Die Tagespost.



インタビューの英語訳 別サイト
http://cathcon.blogspot.com/2007/02/president-of-ecclesia-dei-commission.html

 

============

クリックで応援して下さい。↓
http://blog.with2.net/link.php?269452
兄弟姉妹の皆様の応援を感謝します!


●聖ピオ十世会韓国のホームページ
http://www.sspxkorea.wo.to/


●聖ピオ十世会 永遠の司祭職(SSPX - Eternal Priesthood)
http://www.sspx-thepriesthood.com/


●トレント公会議(第19回公会議)決議文
http://fsspxjapan.fc2web.com/tridentini/tridentini_index.html


●第一バチカン公会議 (第20回公会議)決議文(抜粋)
http://fsspxjapan.fc2web.com/vat1/index.html


●聖ピオ五世教皇 大勅令『クォー・プリームム』(Quo Primum)
http://fsspxjapan.fc2web.com/pro_missae/dqpt1.html


●新しい「ミサ司式」の批判的研究 (オッタヴィアーニ枢機卿とバッチ枢機卿)Breve Exame Critico del Novus Ordo Missae
http://fsspxjapan.fc2web.com/pro_missae/ottaviani2.html


● 聖ピオ十世会関係の動画資料
http://www.traditionalcatholicmedia.org

 


--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様をお待ちしております
【最新情報はこちら、年間予定一覧はこちらをご覧ください。】