http://kimsyvl.wix.com/travel#!untitled/c24c
(インドでは当たり前でも、日本人の感覚で不快と感じられるかもしれない映像にリンクが張られています。ご注意ください)
伊豆大島に在住の映像作家、キム・スンヨン氏(大島珈琲)のバックパックでインドを旅した作品の上映会。
宗教、貧困、死生観、そしてインドに魅せられた日本人バックパッカーなど、インドがゆえのカオスを、素直な日本人旅行者の視点で捉えていた。
ぼくも中坊のころから、年上の旅行者たちに混ざって安宿に泊まりこんでいた。当時、そうしたところで目にしたのは、まるで修行僧のように苦しい旅を続ける若者たちだった。苦しけれ苦しいほど素晴らしい旅と評価されていた。
大きなキスリングを背負って歩く姿にカニ族と呼ばれていた時代だった。
今も旅先でバックパッカーたちに出会う。ぼくの旅は「なんちゃって安旅」だから、旅先でのリスクや劣悪な状況での移動など、苦しいことなどまっぴらごめん。
こんな軟弱な旅だから、旅の達人と尊敬を集める人たちからは軽蔑される。お前のような旅は興味ないよと。
旅に出る理由。おそらく、それは人それぞれだ。ぼくの場合は、もう亡くなってしまったが、旅行にも行けずに年老いた母親に、世界のきれいな景色の写真を見せたくてだった。だから、絵になる写真しか撮らない。途上国の悲惨な「ものもらい」や「ストリートチルドレン」など、弱者の姿は原則撮らないことに決めている。
カニ族たち。当時も弱い心を寄せ合って群れていた。話題が普段の生活でのぐちのこぼし合い。きっと、2度と出会うこともない人々に、弱音をはくことで心を浄化してたのだろう。非日常性を積み重ねていくと、それはいつの間にか日常性となり、旅の目的がそんなことになっていく。
軟弱で結構。だれも共感してくれないぼくの旅でも、始めたからには終わらせなきゃいけない。それが自己満足のためだけとしても。。
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