(Entry 190~193/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
ぼくが子供の頃、叔母が小さい頃は山桜のサクランボをよく食べたものだと言っていたのを思い出した。
「食べられるんだ!よし、今度」と、ぼくは子供心に思っていた。
サクランボのなる時期になんどか山桜の黒く熟した実をとって口に入れてみたのだが、渋くて食えたものじゃなかった。
屋久島の登山道際に咲いていた山桜。わさわさと茂った新緑の葉の中に、ちらちらと光る黒い実がたくさんなっている。
野鳥たちのご馳走なんだろう。
ヤマガラやシジュウカラが入れ替わり立ち代わり来ては枝を突付いたりしている。
ガイドの清田氏が、黒く熟した実は食べられるかもと言う。
まさかと思いながら、手を伸ばして実を取り、みんなで口に入れてみたのだが、案の定渋い。
子供の頃に試してすぐに吐き出した味を思い出した。ポリフェノールの味なのだろうか。
たくさんなっている山桜のサクランボ。 小鳥たちの餌は豊富だ。
木に集まる小鳥たちを眺めていると心がなごみ、見飽きることがない。
帰り道で見つけたホウロクイチゴ(ヤクシマイチゴ?)。こちらはぼくの好みの味。
みんながすっぱいと顔をしかめる中、山歩きで渇いた口内にそぼくな酸味が広がっておいしかった。
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その後も、いろんな人に聞いてみましたが、やはり山桜の実は黒く実ると食べられるのだそうです。
食べると口の中も舌も真っ黒になり、苦味の方が強くて甘さは僅かしかないらいいのですが、甘さに飢えていた戦時中の子どもにとって、山桜の実は貴重なおやつだったようです。
桑の実にしろ、山桜の実にしろ、紫色の濃い実には、 アントシアニンやポリフェノールがたっぷりで、体にもとても良さそう。
だから戦前生まれの人たちは、ぼくらよりも丈夫なんですかね~。
渋すぎてダメでしたね。
即、飴ください!
ってなってましたもんw