提灯に吊り下がった南部風鈴の音が蒸し暑さを吹き流してくれる
先頭を一本歯の天狗が従者を従えて歩き稚児が続く
山車2基も木遣の歌い手によって進行する
胴幕長さ30mの雄雌2頭のお練り獅子が続く
お練り獅子の後は神社神輿1基に続き町内神輿2基が渡御する。
神主により神事が執り行われる
●神社神輿
●入船地区神輿
入船(入舩)は海南神社の南側の地域
●仲崎地区神輿
仲崎地区は入船地区の南で東に海を接する地域である。
数人の浴衣の歌い手の木遣によって神輿が運行する
●三崎昭和館
6年前に空き店舗であった蔵造りの商家を利用して三崎の伝統芸能・チャッキラコ(国指定重要無形民俗文化財)の資料や昭和の生活資料を展示している施設である。
月々展示内容を代えており、今月は海南神社例大祭関連の衣装等を展示している。
京急三崎駅からバスで15分、乗客が多くひとバス待つ状態だった。道路も混雑しており所要の2倍かかって三崎港で下車する。その乗客殆どが三崎のマグロ目当ての客であった。
祭りの写真を撮っていても地域外と思われる人物はほんの数人と思われた。
神社の創建は今から1100年以上と云われるので祭りの歴史も古いと想像する。本来の祭りは海上渡御であったが事故が発生したため陸上となった。
祭りのファイナルは神輿の宮入りであるが、木遣の歌い手と神輿の担ぎ手の駆け引きで、以前は宮入りが翌朝にまで及んだこともあったと聞く。
この祭り、TVの「日本の祭り」で紹介されて伝統ある行事に老いも若きもエネルギーを発散させることを羨ましく思い訪れた。
訪れた日:2016.7.17