株が古くなると生育が悪くなるので、一昨年さし芽で新しい株をつくった。
昨年立派に花開いたが残念なことに冬を越すことが出来なかった。霜でやられたのか冬場の過湿で根ぐされしたのかどちらかだろう。
サルビア・セージの定番の一つなので、今年も新しい株を入手したが早くも開花した。
(写真)サルビア・ウリカの花

「ウリカ」は初夏を告げる花で、春の終わりの目安となる。また暑い夏には長い夏休みをとり秋の兆しを感じると二度目の開花をする。
こんな季節の変わり目を知らせてくれるので、いわゆる季節の兆しアンテナとなる。
しかし「ウリカ」の花の命は短く二日程度で散ってしまう。が次から次へと咲くので見ごたえがある。
枝ぶりは直立に伸びないで斜めに延び100cm以上の大きさになるので、咲き終わった枝をカットする際には思い切ってカットし、元気な枝をさし芽で使用するとよい。
コンパクトに育てる場合は、開花前の5月初旬に一回摘心をしておくと良い。
真夏には、暑さに耐え切れないためか、夏休みをとる。この時期は、半日陰で水を切らさないように大事にすると、そのご褒美としてか涼しくなると又花をつける。

サルビア・ウリカの歴史
「サルビア・ウリカ」は、メキシコ・グアテマラ・ホンジュラスの暖かく湿った山腹に自生し、美しいディープ・ブルー・バイオレットの花を咲かせる。この美しさに気づいたのはつい最近のことで、1939年にエプリング(Epling, Carl Clawson 1894-1968)が新種として命名・登録したというから、1900年代になって発見されたのだろう。
エプリングは「サルビア・ムエレリ」の命名者でもあり、「ムエレリ」と同じように誰が最初に採取者したかはわからない。
「ムエレリ」「ジャーマンダーセージ」そして「ウリカ」とも中南米原産の美しいブルーの花が咲くサルビア・セージだが、薬効があるハーブでないと見向きもされない時代が長く続いたためか、気にもされないで山野・草原にただ咲いていた時間が長かったとしか考えられない。
野に咲く雑草の美しさが発見されたのは20世紀になってからといっても良さそうだ。サルビア・セージの多くは野に咲く雑草であり、品種改良された園芸品にない洗練されていないけど生きかたが明快で雑な魅力がある。
とはいえ、雑草も自然交雑するので氏素性・由来に関しては謎がまだありそうだ。
「ムエレリ」の氏素性が疑問になっており、この「ウリカ」も同じような状況にあるかもわからない。
「ウリカ」が日本にいつ入ってきたか定かではないが、現時点でもポピュラーではないようだ。これは日本に限らず世界的にもまだポピュラーでないのかもわからない。なるほどと感心する情報が少ないことからも想像できる。
審美眼は人によって異なるが、育てるのがさほど難しくはなく、深いブルーの美しい花は、晩春から咲き、夏休みをとって暑さが過ぎ秋の気配とともにまた咲き始める。
美しいだけでなく、休むことの大切さを気づかせ、こころのケアーに役立つ花でもある。
(写真)サルビア・ウリカの葉と花

サルビア・ウリカ(Salvia urica)
・シソ科アキギリ属の耐寒性がない多年草。
・学名は、Salvia urica Epling。英名はブルーブッシュセージ(Blue Bush Sage)。
・原産地は、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスの暖かく湿った山腹で自生。
・草丈は50cmぐらいで株張りが50cmと旺盛。
・耐寒性が弱いので強い霜に当てないようにする。
・日あたり、水はけの良い肥沃な土で、あまり乾燥させないように育てる。
・夏場は風通しの良い半日陰でそだてる。
・開花期は初夏と秋で、5月末~6月、9月~10月で夏場は休む。
・10~20cmぐらい育ったところで、摘心(1~2回)を行い枝を増やす。
・株が古くなると弱くなるので、3年目ごとにさし芽で増やす。
命名は、エプリング(Epling, Carl Clawson 1894-1968)が1939年に命名。
昨年立派に花開いたが残念なことに冬を越すことが出来なかった。霜でやられたのか冬場の過湿で根ぐされしたのかどちらかだろう。
サルビア・セージの定番の一つなので、今年も新しい株を入手したが早くも開花した。
(写真)サルビア・ウリカの花

「ウリカ」は初夏を告げる花で、春の終わりの目安となる。また暑い夏には長い夏休みをとり秋の兆しを感じると二度目の開花をする。
こんな季節の変わり目を知らせてくれるので、いわゆる季節の兆しアンテナとなる。
しかし「ウリカ」の花の命は短く二日程度で散ってしまう。が次から次へと咲くので見ごたえがある。
枝ぶりは直立に伸びないで斜めに延び100cm以上の大きさになるので、咲き終わった枝をカットする際には思い切ってカットし、元気な枝をさし芽で使用するとよい。
コンパクトに育てる場合は、開花前の5月初旬に一回摘心をしておくと良い。
真夏には、暑さに耐え切れないためか、夏休みをとる。この時期は、半日陰で水を切らさないように大事にすると、そのご褒美としてか涼しくなると又花をつける。

サルビア・ウリカの歴史
「サルビア・ウリカ」は、メキシコ・グアテマラ・ホンジュラスの暖かく湿った山腹に自生し、美しいディープ・ブルー・バイオレットの花を咲かせる。この美しさに気づいたのはつい最近のことで、1939年にエプリング(Epling, Carl Clawson 1894-1968)が新種として命名・登録したというから、1900年代になって発見されたのだろう。
エプリングは「サルビア・ムエレリ」の命名者でもあり、「ムエレリ」と同じように誰が最初に採取者したかはわからない。
「ムエレリ」「ジャーマンダーセージ」そして「ウリカ」とも中南米原産の美しいブルーの花が咲くサルビア・セージだが、薬効があるハーブでないと見向きもされない時代が長く続いたためか、気にもされないで山野・草原にただ咲いていた時間が長かったとしか考えられない。
野に咲く雑草の美しさが発見されたのは20世紀になってからといっても良さそうだ。サルビア・セージの多くは野に咲く雑草であり、品種改良された園芸品にない洗練されていないけど生きかたが明快で雑な魅力がある。
とはいえ、雑草も自然交雑するので氏素性・由来に関しては謎がまだありそうだ。
「ムエレリ」の氏素性が疑問になっており、この「ウリカ」も同じような状況にあるかもわからない。
「ウリカ」が日本にいつ入ってきたか定かではないが、現時点でもポピュラーではないようだ。これは日本に限らず世界的にもまだポピュラーでないのかもわからない。なるほどと感心する情報が少ないことからも想像できる。
審美眼は人によって異なるが、育てるのがさほど難しくはなく、深いブルーの美しい花は、晩春から咲き、夏休みをとって暑さが過ぎ秋の気配とともにまた咲き始める。
美しいだけでなく、休むことの大切さを気づかせ、こころのケアーに役立つ花でもある。
(写真)サルビア・ウリカの葉と花

サルビア・ウリカ(Salvia urica)
・シソ科アキギリ属の耐寒性がない多年草。
・学名は、Salvia urica Epling。英名はブルーブッシュセージ(Blue Bush Sage)。
・原産地は、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラスの暖かく湿った山腹で自生。
・草丈は50cmぐらいで株張りが50cmと旺盛。
・耐寒性が弱いので強い霜に当てないようにする。
・日あたり、水はけの良い肥沃な土で、あまり乾燥させないように育てる。
・夏場は風通しの良い半日陰でそだてる。
・開花期は初夏と秋で、5月末~6月、9月~10月で夏場は休む。
・10~20cmぐらい育ったところで、摘心(1~2回)を行い枝を増やす。
・株が古くなると弱くなるので、3年目ごとにさし芽で増やす。
命名は、エプリング(Epling, Carl Clawson 1894-1968)が1939年に命名。
庭をつくる気はまだ無いのですが、広いスペースにセージ中心の庭を作るとしたらという目線だけはあります。