モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

左甚五郎の作品といわれる「薬医門(やくいもん)」

2007-08-10 07:07:45 | 近代遺跡
旧花野井家の住宅は、流山にあったものを寄贈により現在地(野田市清水公園)に移転させたが、
この入り口にある門も同じ運命にある保存物のようだ。



この門は、
日光東照宮帰りの左甚五郎が、上原家に寄宿し、その際に一夜で造った門だそうだ。

門構えから“薬医門”と呼ばれており、上原家からの寄贈でもある。

まず、“薬医門”だが、
構造は、前方2本の太い柱、後方2本の細い柱で屋根を支え、頑丈な造りとなっている。
名前のいわれは、“矢食い(やぐい)”つまり、矢の攻撃を防ぐ門からきたとも言われる。
或いは、医者の門として使われたことからいわれるが真偽はわからない。

左甚五郎が一夜で造った門に関しても、左甚五郎が実在していたか、
或いは、腕のよい職人集団で左甚五郎を名乗っていたか真偽は定かでない。

伝説では、左甚五郎は、日光東照宮の“眠り猫”を作った腕のいい彫刻職人だが、
全国であまりにも多くの作品があり、生没が定かでないことから実在が定かではない。

上原家の薬医門。
左甚五郎でなくとも一夜にして作るには大変な代物ではあるが、
日光街道の途上にある野田ならではの歴史ロマンでもある。


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