山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

奥の細道・鶴岡(その2)

2013-10-23 | 街道歩き
川(内川)

致道館をでてから川を渡ります。
この川は「内川」といいます。
遠くに鳥海山がうっすらと見えています。


金峰山

右奥の山が金峰山です。
標高458mですが、市民にも親しまれて
いる山だそうです。

三雪橋

先ほどの赤い橋です。
ここから、鳥海山・月山・金峰山の3つの山に
雪が積もった姿が見えたので、このような名前が
ついたそうです。
この真っすぐ奥に月山があります。


天主堂

鶴岡カトリック教会天主堂です。
明治36年に建てられたもので、ロマネスク様式の建築の
傑作として国の重要文化財に指定されています。

正面の祭壇

正面の祭壇です。

マリア像

横には黒い顔をしたマリア像が立っていました。
このマリア像は世界的にも珍しいマリア像で、国内では
この教会でしか見ることができないものです。

丙申堂

天主堂を出て次に向かったのがここです。
ここは旧風間家の住宅です。

中庭

立派な庭がありました。

室内

明治29年丙申の年に建築したので、この名前が
ついています。
風間家は鶴岡で証人として財を築き、庄内地方でも
豪商として知られるようになったそうです。

石置屋根(1)

この屋根は「石置屋根」と呼ばれ、杉の皮を敷いてその上に
石を並べただけの屋根です。
現在は一番下に防水シートを敷いているので、20年に1度の
割り合いで葺き替えているそうです。
奥に見える小さな屋根は煙を抜くための換気口です。


石置尾根(2)

雨樋もあり、雨水は軒下で受けるようになっています。
自然をうまく使った屋根でした。


小座敷

小座敷と呼ばれている部屋です。
「蝉しぐれ」という映画で文四郎とおふくが再会する
シーンをここで撮影したそうです。

囲炉裏

板の間に大きな囲炉裏がありました。
ここからの煙が屋根の上の換気口から外に出るように
なっています。

台所

広い台所です。
当時はたくさんのお手伝いさんが働いていたようです。

金庫

蔵の中は金庫室になっていました。
大きな金庫が3つくらい入っていました。

金具

金庫についていた金具です。
製造会社は東京市馬喰町となっていました。

階段タンス

板の間の横には階段タンスがありました。
この上には小さな部屋になっていて、大工さんが
寝泊まりしていたようです。