28日(土)は、家族が福州に来て4日目。早朝から、宿舎周辺の河川公園に出かける。公園内には、いろいろなグループや人々が、「ダンス」「太極拳」「釣り」「体操」「舞踊」などをしている。そして、ごった返す人々で溢れる庶民の露店市場にも出かけた。宿舎のある旧キャンパス内では、福州市老年大学の文化発表会が開催されていたので見てもらう。また、500軒ほどの露店:骨董・日用品が並ぶ通りを巡ったり、庶民の家が所せましと立ち並ぶ狭い路地裏を通って中華街にも行った。どこも人・人・人、そしてエネルギーにむせ返る中国社会の庶民生活の様子を見てもらいたかった。
午後には、西禅寺に出かける。とても立派な寺院。夕方6時から、3回生の学生達と日本料理居酒屋で会食。学生達から福州のお土産をたくさん渡され二人は恐縮しながらも喜んでいた。
実質3日間、福州に滞在し、29日(日)の早朝、二人は日本に帰国した。
翌日の30日(月)、中国に来て初めて熱が出た。38.5度くらい。一日中寝ていた。中国に来てタバコもビールも欲しいと思えない一日だった。翌朝の31日(火)。熱も下がって体調が回復。午前中は1回生の授業。午後、日本語学科の先生達と昼会食。1か月前に准教授に昇進した先生のおごりだった。そして、大晦日の夕方。学生二人が宿舎に来て夕食を作ってくれる。12月当初は、孤独な大晦日をイメージしていたが、にぎやかな一日となった。9時ごろに学生達は、大学の寮に帰って行った。ウトウト眠っていると10時半頃に電話があり、「市内大大大渋滞でバスが動きません。寮に帰れない!!」との連絡あり。心配したが、大晦日中には、帰れたとの連絡が入って安心する。