Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

L・change the world

2008-03-06 10:12:44 | 映画
今回は今公開されている映画「L・change the world」について。公開されて約1ヶ月が経っていたのですが、劇場はけっこう混んでいました。まだ、人気があるようです。僕はあんまり日本映画を見ることはありません。というのも、日本人の演技があまりうまくないというか(笑)。もちろん、うまい人もたくさんいるのですが、若いアイドルが映画にでることの多い日本では、どうも主役級の人達のレベルがあまり高くないので、見ないんですよ。あと、すぐテレビでやるし(笑)。でもデスノートでは、藤原君がやはり演技がうまく、今回のL役でもおなじみの松山君もなかなかうまかったのと、ストーリーもよかったので、そのスピンオフは観にいこうと思っていたんです。
まず、感想から言うと、「まずまず、おもしろかった」というところです。僕は原作の漫画を読んだことがないので、それほど原作のイメージなどに固執してないので、Lの私生活などに関してさほど違和感を持ちませんでした。ストーリーもバイオテロを扱い、かつ今の自然破壊などの環境問題も絡めているので、いいと思うのです。そして、今回とてもよかったのは「工藤夕貴」でした。彼女だけとても演技がうまく、捻じ曲がった理想主義者のウイルス学者を見事に演じています。高島政伸も悪役でしたが、ただ怒鳴っているだけで、演技がうまいという感じはうけませんでした。でも、彼女は違いますね~。「ヒマラヤ杉に降る雪」という映画でもみごとな演技を披露しているので、その実力は証明されています。彼女の演技を見るというだけでも、価値はありそうです。当然松山ケンイチ君は主役だし、あの風貌だし、インパクトはあります。でも、彼女に食われているところもたくさんありました。
ただ、文句というか言いたいことはあります。前半から中盤にかけてはなかなかいいと思います。抗ウイルス薬があんなにはやくできるのかとか、いろいろはありますが(笑)。でもラストの一番緊迫感のでる飛行場でもシーンがもう少しリアルであってほしかったと思いました。実際のジャンボを使っているのですが、それゆえ飛行場でのパニックなどがどこか「のんびり」して見えました。それくらいなら、CGでもよかったかもしれません。あと、もう一つ、「これってギャグ?」と思うところが・・・。ナンチャンが出ているところなんですよ(笑)。彼の出演は必要なんですかね(笑)。別に彼でなくてもいい気がします。彼のイメージからとても「FBI」の捜査官には結びつかないし、演技も誇大で、どこか「コント」みたいでした。
きっと、テレビでもやるのでそのときに見るのでもいいと思います。僕は映画館の無チケットでみたので(笑)。

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2 コメント

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「デス・ノート 前編、後編」 L change the world で ホップ、ステップ、ジャンプ (zebra)
2014-08-09 22:44:15
テレビとDVD 両方 見ました。
これ、 デスノート 前編 後編 で、本作と 3部作で みると 楽しさ3倍。

けど、キラことライトの事件をおわらせるために ノートに自らの名前を書いたL

キラが立ち回りがうまかったから Lは もう キラを倒すには それしか なかったんですね。デスノートがもろ刃の剣じゃなかったら Lは キラには勝てなかった。

Lが バイオテロ事件を解決して 子どもと交流して 微かな笑みが やり切ったことへの充足感にあふれてましたね...若くして息を引き取ったL、 なんだか長寿を全うしたとも言えます。
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Unknown (tauntaun43)
2014-08-31 12:23:14
zebraさん。
こんにちは。
ご覧になったんですね。そう、3つ観るのがおもしろいですよね。
漫画も読んでみたいとは思うのですが・・・。
こんど寄生獣が映画化されるんですけど、これも期待しています。
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