恵解山古墳、公園整備で議論 長岡京市民ら初会合

2010-09-14 16:45:26 | 会 party
京都府長岡京市の国指定史跡・恵解山(いげのやま)古墳の公園整備を考えるワークショップがこのほど、同市天神の市立図書館で開かれ、歴史愛好家や地域住民が史跡公園完成後の活用法を議論した。

 恵解山古墳は、古墳時代中期の前方後円墳で全長128メートル。市は2005年度に恵解山古墳を史跡公園として保存整備するための基本計画を策定。13年度末完成を目指している。

 ワークショップは、史跡公園の整備や運営を、市民参加で進めようと市教委が企画。このほど開かれた初会合には、地元自治会や市ふるさとガイドの会、市教委が登録を呼び掛けている「恵解山古墳愛する人」などから約20人が参加した。

 市教委生涯学習課の職員がこれまでの古墳の発掘調査の結果や、トイレや説明板などの新設を予定する史跡公園整備計画について説明。その後、グループごとに「恵解山古墳の楽しみ方」をテーマに、地元の歴史遺産への愛着を語り合った。

 参加者からは、古墳まつりや埴輪(はにわ)作りなど体験型イベントの企画、ジョギングコースの設置など、多彩なアイデアが出た。10月までに3回のワークショップを開き、古墳の歴史的価値や楽しみ方を紹介する入門パンフレットを作成する予定で、「専門用語は使わず、イラストなどで分かりやすくしよう」などと編集方針や内容について意見を交わした。

【 2010年09月14日 12時39分 】京都新聞


最新の画像もっと見る

コメントを投稿