涼やかスポット今年も開放 京都・乙訓の8高齢者施設

2017-07-13 09:57:02 | 護 help
 高齢者施設内の冷房が効いた部屋などを開放する「高齢者涼やかスポット」が、今年も府内各地で始まった。お年寄りの熱中症を防ぐため、本格的な夏の到来に合わせた京都府の事業で今年は計144施設が参加。京都府南西部の乙訓地域でも8施設で順次、施設開放が行われている。

 涼やかスポットは、9月末まで特別養護老人ホームやケアハウスなどの施設を一般の高齢者にも利用してもらう取り組み。施設によって飲み物の無料提供や認知症相談窓口の開設、映画上映や健康体操を行う。開放日時は施設ごとに異なる。府高齢者支援課は「熱中症予防だけでなく、高齢者同士の交流の場としても利用してほしい」としている。

 長岡京市友岡4丁目の介護老人保健施設アゼリアガーデンでは毎日午前11時~午後3時まで施設内の喫茶室が利用できる。軽食(有料)があるほか、冷たいお茶が無料で飲める。野稲貞雄事務部長は「うちは公共施設のような場所。気軽に立ち寄ってもらえれば」と話す。

 府は、独居の高齢者や高齢者のみの世帯に戸別訪問も行っている。乙訓地域では約7千世帯が対象になっており、地元の民生児童委員やボランティアが冷却シートと熱中症予防を訴えるチラシを配っている。

 乙訓地域の他の涼やかスポット実施施設は次の通り。

 【向日市】特養ホーム サンフラワーガーデン▽ケアハウス サニーリッジ▽特養ホーム 向陽苑

 【長岡京市】特養ホーム ともおか▽ケアハウス 竹の里▽介護老人保健施設 春風

 【大山崎町】特養ホーム 洛和ヴィラ大山崎

【 2017年07月08日 10時45分 】


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