天王山山頂に腰掛け、眺望楽しんで 京都

2017-07-13 17:32:30 | 地 geography
 大山崎ふるさとガイドの会はこのほど、大山崎竹林ボランティアの協力を得て、天王山山頂の山崎城跡西広場(京都府大山崎町)に丸太の腰掛け4台を設置した。山頂には休憩できるベンチがいくつかあるが、見晴らしがいい西広場にはなかった。散策客へのおもてなしとして、二つの住民団体が腕をふるった。

 腰掛けは、竹林ボランティアのメンバーが天王山の麓で間伐されたスギの木をもらい受けて手作りした。4台とも長さ1・6メートル、高さは20センチほど。腰掛け部分は、直径10~12センチの丸太2本を針金でくくりつけた。脚の部分は、長さ30センチほどの丸太3本を束ね、腰掛け部分の両端に取り付けている。

 できあがった腰掛けは、6月中旬にふるさとガイドの会の7人が山頂まで運んだ。中腹までは車を使ったが、その後はメンバー数人で腰掛けを担ぎ、急な山道を登った。

 4台の設置場所は山頂西広場の南側。そばには木々が茂り、日差しを遮ってくれる。天王山南方の景色も眺められる。天気がいい日は大阪市内まで一望でき、座って休憩していた大薮敬一さん(47)=千葉県船橋市=は「あべのハルカスまではっきり見えており、ここに腰掛けを置こうという発想は素晴らしい。次に来た時もここで休みたい」と話した。

 ふるさとガイドの会副会長で竹林ボランティアの幹事も務める藤原琴二さん(73)=大山崎町大山崎=は「以前から腰掛けを設置したいという希望が実現できた。広場の雑木も伐採して見晴らしが良くなり、感じのいい山頂になった」と、手応えを感じている。

【 2017年07月09日 11時42分 】


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