原発ゼロ目指し会報創刊 向日市民の会

2013-01-12 15:06:36 | 創 creation
原発をなくす向日市民の会が創刊した会報「原発0」。巻頭で福島県の被災者の切実な思いが掲載されている 市民グループ「原発をなくす向日市民の会」は会報を創刊し、被災地で暮らす人の思いや会員のメッセージを伝えている。2月2日には「内部被ばく」をテーマにした映画上映会を市内で催す。

 A4判4ページで、タイトルは「原発0(ゼロ)」。巻頭では福島県相馬市で酪農を営む女性の文章を掲載した。農地を汚染され、尊厳を踏みにじられたくやしさと「事故前のあのささやかな生活を返して下さい」とつづっている。

 会代表の徳本茂孝さん(70)=鶏冠井町=は「事故当時の『原発をなくそう』という国と国民の合意があいまいにされようとしている」と指摘する。このほか地域活動に取り組むリタイア世代や子育ての母親、僧侶など市内の会員が「幼い命への伝達」「被災者の痛みを」などのテーマで意見を記している。2千部発行し、会員を通じて手渡したり一部店舗で配布している。1カ月半に1回発行する。

 2月2日午後2時から、同市寺戸町の向日市民会館でドキュメンタリー映画「内部ひばくを生き抜く」を上映。同作品は福島やチェルノブイリ事故、国際的な医療支援に関わった医師4人にインタビューしている。無料。問い合わせは同会事務局筒井さんTEL075(931)3788。

【 2013年01月12日 11時51分 】


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