春誘う華やかひな人形、西国街道で催し始まる

2011-02-27 13:38:00 | 会 party
 「西国街道ひな人形めぐり」が、25日から始まった。京都府向日市寺戸町の市文化資料館と、同市上植野町の国登録有形文化財・中小路家住宅では、華やかなひな人形や道具が多数飾られ、訪れた人の目を楽しませている。

 向日、長岡京両市の西国街道沿いにある古民家など計6カ所で、所蔵品などを公開展示。併せてスタンプラリーも行われる。

 向日市文化資料館では、市民から借り受け今回初めて展示した、大正時代初期のひな段飾りをはじめ、明治-昭和戦前期にかけての計11点を並べた。

 人形は、子の健やかな成長を願い赤ちゃんが這う姿を模したお守り人形や、大名行列を再現した芥子(けし)人形など珍しい品も。道具は、長持に鏡台、たんすといった定番から、火鉢やげた箱、またサクラの花びらやモミジの葉などを描いた色鮮やかな小皿までがそろい、華やかさをより一層、引き立てている。

 一方、中小路家住宅では、江戸期から現代まで幅広い時代のひな人形を展示。絢爛(けんらん)豪華な段飾りが来訪者を魅了している。

 26日からは、今回が初参加の塩崎家(同市鶏冠井町)と吉川工務店(同市上植野町)、さらに旧家・富永屋(同市寺戸町)や長岡京市の神足ふれあい町家でも展示が始まる。中小路家と富永屋は有料。時間や期間は会場で異なる。問い合わせは向日市文化資料館TEL075(931)1182。



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