繊細で軽妙な造形…英国陶芸に新風 京都・大山崎の美術館

2015-09-17 17:12:07 | 創 creation
 英国陶磁をテーマにした企画展「かたちのであい」が19日から、京都府大山崎町大山崎のアサヒビール大山崎山荘美術館で始まる。戦後の英国陶芸に自由な作風を持ち込んだ陶芸家ルーシー・リーとハンス・コパーの薄く繊細な造形に焦点を当てる。

 ドイツ出身のリーと、オーストリア出身のコパーは、独自に生み出した繊細で軽妙な作風で、スリップウェアなど重厚で素朴な造形が主流だった英国陶芸界に新風を吹き込んだ。

 今回は伝統と革新を象徴する約100点が並ぶ。京都国立近代美術館(京都市左京区)所蔵のリー作「壺」やコパー作「花生(はないけ)」などの作品と、同美術館にあるバーナード・リーチ作の「スリップウェア グリフィン図大皿」など伝統的で重厚な作品を対比する。

 12月13日まで。入館料900円(学生は

500円、中学生以下は無料)。10月4日午後2時から陶芸研究家の西マーヤ氏による講演「アルビオン・ミューズ工房時代のルーシー・リーとハンス・コパー」を開く。要予約。

 問い合わせは同美術館TEL075(957)2364。

【 2015年09月17日 11時08分 】


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