ガイドヘルパーになって 京都・長岡京市社協が研修受講呼び掛け

2017-02-19 11:50:17 | 護 help
 京都府長岡京市社会福祉協議会が18日から、障害者の移動支援従事者(ガイドヘルパー)を養成する研修を始める。市社協が行う研修は2002年以来。先月下旬から受講生を募集しているが申し込みが少なく、市社協やヘルパー利用者は「やりがいのある仕事なので興味を持ってほしい」と呼び掛けている。

 市社協は1999年から毎年、研修を開いていたが、03年に国の「支援費制度」ができたことなどから独自に研修を開けなくなったという。近年、ヘルパーは高齢化や人数不足が進む一方、障害者からのニーズは高まっている。ヘルパーを増やすため市社協で独自に育成しようと、市に要項を作成してもらうことで久しぶりの研修開催にこぎ着けた。

 研修は18、22、25日に市地域福祉センターきりしま苑(同市東神足2丁目)で講義を実施。市内の障害者福祉施設職員らが障害や病気の知識、人権などについて話す。3~4月に介助演習や実際の同行を各6時間程度行い、全日程受講者に「全身性障がい者(児)」と「知的・精神障がい者(児)」の修了証明書が交付され、ヘルパーの資格が与えられる。

 現在、受講希望者は定員20人に対して数名にとどまる。週1回、散歩の支援でヘルパーを頼む松本一男さん(68)=同市友岡=は「道路の危険箇所に注意を払ってもらうなど安心感をもらっている。利用者との人間関係を楽しめる人に目指してほしい」と期待する。

 研修の申し込みは、きりしま苑TEL075(956)0294へ。

【 2017年02月16日 11時31分 】


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