外来種の「ハッカチョウ」、京都・大山崎で撮影 額の冠羽が特徴

2015-06-07 19:09:50 | ブログ Weblog
 京都府大山崎町の男性が、同町円明寺の小泉川沿いで、外来種の野鳥「ハッカチョウ」を撮影した。日本野鳥の会京都支部によると、京都市や桂川・宇治川・木津川の三川合流地域(大山崎町、八幡市など)での生息を確認しているといい、「裏付けられた」としている。

 ハッカチョウはムクドリ科で、本来は中国などに分布する。額の冠羽が特徴の美しい姿から、中国では花鳥画の題材になっている。

 同会自然保護室によると、京都では1970年代に生息を確認。大阪や兵庫をはじめ、三重や関東北部にも生息しており「昔から分布は広がっていない」という。

 撮影したのは、同町下植野の新留雅也さん(72)。5月16日午後4時ごろ、散歩からの帰り道、ムクドリに混じった1羽を見つけた。河川敷で虫を食べており、ムクドリより高く澄んだ声で鳴いたという。新留さんは「60年ほど観察しているが、見たのは初めて。驚いた」と話していた。

【 2015年06月04日 11時59分 】


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