
江戸時代の旧今里村は山林や水源に乏しく、薪を取る山は複数の村で共有し、田畑の用水も他村の水源を利用していた。このため利用権をめぐる争いも多く、村役が証拠となる領主の裁定や他村との取り決めなどの文書を大切に引き継いできた。
会場では、今里自治会や住民が所有している戦国時代から明治時代の古文書や絵図など約20点を展示した。明治時代に小塩村と山の利用権を裁判で争った際に有力な証拠となった江戸時代の絵図のほか、戦国武将の三好長慶が今井用水の利用権を同村に認めた裁許状などが並べられ、見る人の関心を引いている。
29日午後1時からは井ケ田良治同志社大名誉教授の講演が同図書館であり、11月5日午後1時半からは旧今里村を歩く散策会が開かれる。問い合わせは市生涯学習課TEL075(954)3557へ。
【 2011年10月26日 10時54分 】
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