京都府長岡京市が本年度の「まちづくり功労者」に選ばれ、国土交通大臣表彰を受ける。京都縦貫自動車道と阪急西山天王山駅が同一箇所に存在する新 しい交通結節点を設けることで利便性を向上させ、広域的な交流を創出して地域活性化に貢献したことが評価された。今後の同駅周辺のまちづくりに弾みがつき そうだ。
まちづくり功労者は6月のまちづくり月間に合わせ、魅力あるまちづくり推進に努め、功績のあった個人や団体が表彰される。長岡京 市では、昨年度に八条ケ池が都市景観大賞に選ばれ、2005年度には「長岡京駅西口地区市街地再開発組合」がまちづくり功労者で表彰されている。
本年度は全国で34個人・団体がまちづくり功労者を受賞。表彰式は6月16日に東京都内で開かれる「まちづくりと景観を考える全国大会」の中で行われる。
市は2008年度から、昨年12月に開業した西山天王山駅周辺の整備を始めた。東口と西口の駅前広場をはじめ、東西自由通路や駐輪場3カ所を整備。パーク アンドライド用の駐車場も設け、縦貫道長岡京インターチェンジを降りた観光客らが、鉄道やバスに乗り継ぎやすいようにした。
また、縦貫道の高架橋上にはバス停も整備し、高速バスと同駅と直結させた。これらの事業により公共交通の利用と府北部などとの交流活性化を促進し、観光振興や地域経済の発展につながると期待されている。
長岡京市まちづくり政策監は「広域から多くの人に観光に来ていただき、市の歴史や文化にふれてもらって交流が活発化すれば」としている。
【 2014年05月31日 10時10分 】
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