新製品のふきんなど販売好調 長岡京の就労支援施設

2013-03-07 01:16:52 | 商 trading
 京都府長岡京市のNPO法人乙訓障害者事業協会が運営する就労支援施設「バスハウス」(同市開田1丁目)が、新製品として企画した刺しゅうふきんとアクリルたわしが、好調な売れ行きをみせている。従来の手作り感だけではなく、デザイン性を重視した商品になっており、製作する利用者のやる気にもつながっている。

 同施設は、精神障害者ら男女18人が利用し、竹を使った製品や人形、キッチン用品を手作りしている。製品は、地域のイベントやバザーで販売している。

 新製品は販路を拡大しようと、企画した。交流のあった大山崎町で料理教室と雑貨販売をする店「レリッシュ」を経営する森かおるさん(49)に依頼し、共同開発した。

 雑貨店などで販売しても通用するようなデザイン性の高い商品を目指した。ふきんは綿製で、手縫いしたカブラやキノコなどの野菜をワンポイントであしらっている。たわしは横じま模様で、かわいらしさと同時に、ピンクと茶色を組み合わせるなど目を引く配色にこだわった。

 ふきん420円、アクリルたわし315円とお手ごろな価格に設定した。レリッシュなどに置いており、昨年10月に販売を始めて、それぞれ100個程度が売れている。

 施設支援員の王鞍敏一さん(65)は「利用者は製品が売れることを喜んでいて、やりがいを感じているようだ」と話す。森さんは「手作りの温かさと商品としての完成度がみなさんに伝わってほしい」と呼び掛けている。

 商品を取り扱う店を募集している。問い合わせはバスハウスTEL075(748)9182、レリッシュTEL075(953)1292。

【 2013年03月05日 10時59分 】


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