(11)氷上神社参道の歌碑(岩手県陸前高田市) 昭和32年7月建立(『一握の砂』より) 啄木14歳
明治33年7月、盛岡中学3年の啄木は、冨田小一郎先生、級友9人と三陸地方を旅行し、高田松原に来て氷上山にも登っています。昭和32年、高田松原に啄木歌碑が建立されましたが、昭和35年5月のチリ地震津波により流されました。後日、歌碑は見つかりましたが、高田松原には戻さず、氷上(ひかみ)神社参道に移転しました。
陸前高田氷上神社参道の啄木歌碑
命なき砂のかなしさよ
さらさらと
にぎればゆびの間よりおつ
啄木