たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

吉浜の啄木歌碑

2017年02月18日 | 啄木歌碑

盛岡中学3年の啄木は友人、富田小一郎先生らと三陸旅行にでかけ、旧吉浜村にも来ております。陸前高田、大船渡には歌碑があり、三陸町にも啄木歌碑を建立しようということになり、啄木没後80年にあたる平成3年12月に歌碑を建立しました。

 

啄木歌碑と案内板

 

 

潮かをる

北の浜辺の砂山の

かの浜薔薇よ

今年も

咲けるや

石川啄木

 

 

歌碑のすぐ傍に「津波記憶石」があります。吉浜地区は明治時代の大津波を経験し、高台移被転を実施し、東日本大震災から住民を守った!先人の偉業に感謝するとともに、他地域の災害害軽減への願いこめての「吉浜 奇跡の集落」の記憶石建立です。

  

津波記憶の碑

 

歌碑は海の近くにあり、東日本大震災時の津波は歌碑の直前まで押し寄せたようです  

 

 歌碑から見る海岸

 

 

 三陸鉄道盛駅

 

吉浜までは、盛岡から定期バスで大船渡の盛駅まで行き、盛駅から三陸鉄道南リアス線で吉浜に行く方法と、花巻駅からJR釜石線に乗り釜石で下車、三陸鉄道南リアス線(盛駅と釜石駅間運行)で吉浜に行く方法があります。

なお、啄木歌碑は、このコースを回ると大船渡盛駅前の天神山公園、吉浜、釜石と3地区にあります

 

 南リアス線列車

 

堤防工事中

 

三陸地方の海岸は津波の被害を受け各地で堤防工事が行われています。

 

なお、旧吉浜村は昭和31年越喜来村、綾里村と合併し三陸村に、昭和42年三陸町になり、平成13年に大船渡に編入し、現在は岩手県大船渡市三陸町吉浜となっています。