たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

陸中八十八カ所霊場 (82番 観音堂)

2015年10月29日 | ぶらりぶらり
82番 観音堂  本尊千手 上小山田  (現 花巻市東和町石鳩岡)


石鳩岡観音堂といわれており、小山田郵便局の脇の道路を進んで行くと花巻市営バス小山田線の終点のバス停「石鳩岡」があり、そこで降りるとすぐです。



石鳩岡観音堂










御詠歌
宵のまのたへたる霜の消えぬればあとこそ鐘の勤行の聲

なお、四国八十八ケ所霊場の八十二番は「根来寺」です。

根来寺御詠歌
宵の間の妙降る霜の消えぬれば後こそ鉦の勤行の声



************************************************
啄木の歌

君を恋ひ君を得つるを恐ろしき懲罰と知るわりなきかなや

明星 明治40年9月号 新詩社詠草(8首、その6)

署名 石川啄木
********************************************


高松池には2日ほど前に白鳥が飛来し羽を休めていました。これまでにも2度ほど飛来してきましたが、一晩、羽を休めて南の方に飛んで行きました。今回は定住のようです。


高松池の白鳥










陸中八十八カ所霊場 (81番 寶昌寺 )

2015年10月23日 | ぶらりぶらり
81番 寶昌寺 本尊千手 矢沢 (現 花巻市矢沢第九地割30)


矢沢地区には陸中八十八観音堂が多くあり、寶昌寺にもその一つです。東北新幹線新花巻駅の近くです。近くには宮沢賢治記念館もあります。



寶昌寺




放光堂




御詠歌
霜さむく露白妙(しろたへ)の寺のうち御名(みな)をとなふる法の声ごゑ

なお、四国八十八ケ所霊場の八十一番は「白峯寺」です。
白峯寺御詠歌
霜寒く露白妙の寺のうち御名を称ふる法の声々



************************************************
啄木の歌

鼓なす互(かた)みの心おもしろく休まず鳴るをききて抱きぬ

明星 明治40年9月号 新詩社詠草(8首、その5)

署名 石川啄木
********************************************


昨夜白鳥の声が聞こえたので、高松池にも白鳥飛来かと思い、今朝早く高松池に行きましたが、白鳥の姿はなく、どこか南の方に行ったのでしょう。



高松の池(2015.10.23)


高松の池(2015.10.23)


四十四田ダム(2015.10.23)



四十四田ダムは県立博物館から歩いて5分ほどのところにあります。県立博物館は盛岡駅から松園バスターミナル行きのバスに乗り、ターミナルから歩いて10分ほどです。




陸中八十八カ所霊場 (80番 宗青寺)

2015年10月16日 | ぶらりぶらり
80番 宗青寺 本尊 千手 (現 花巻市御田屋町3-21)


陸中とは陸奥国(むつのくに)が分割された時の一つの国で、その後、廃藩置県により現在の岩手県になっている。
宗青寺は国道四号線沿いにありますが、花巻駅からはだいぶ離れています。












御詠歌
國をわけ野山を凌(しの)ぎ寺々に参れる人をたすけましませ

なお、四国八十八ケ所霊場の八十番は「国分寺」です。
国分寺御詠歌
国を分け野山をしのぎ寺々に詣れる人を助けましませ



************************************************
啄木の歌

美(よ)き蛾みな火にこそ死ぬれよしゑやし心焼かえて死なまし我も

明星 明治40年9月号 新詩社詠草(8首、その4)

署名 石川啄木
********************************************


盛岡はだいぶ寒くなり、岩手山の頂上付近は雪です。高松池には二度ほど白鳥が来たようですが、一晩、羽を休ませ、南の方に飛んで行ったようで、まだ定住してません。



岩手山(2015.10.15)



平和祈念像「望み」(高松池)










陸中八十八カ所霊場 (79番 観音堂)

2015年10月09日 | ぶらりぶらり

79番 観音堂 本尊観音 滝田 (現 花巻市石鳥谷町八重畑)


観音堂は道路沿いにあるので、すぐにわかりました。










御詠歌
淨楽の浮世の中をたづねべし天王さへもさすらいぞある

なお、四国八十八ケ所霊場の七十九番は「天皇寺」です。
天皇寺御詠歌
十楽の浮世の中をたずねべし 天皇さえもさすらいぞある



************************************************
啄木の歌

海の鳥ふところに入るかく思ひ潮にのり来し君を抱きぬ

明星 明治40年9月号 新詩社詠草(8首、その3)

署名 石川啄木
********************************************


盛岡は、朝晩は寒くストーブが必要になってきました。昨日(10.8)高松の池に白鳥飛来というニュースがあり、今朝、高松の池に寄ってみましたが、朝早くに南の方に飛び去ったということでした。池の上空に虹が見えました。



高松の池(2015.10.9)









津軽海峡フェリ-

2015年10月04日 | ぶらりぶらり
思いがけず津軽海峡フェリ-に乗ることができました。2日18時半から函館で集まりがあり、函館に向かって新青森までは順調でしたが、函館までの列車が強風の影響で、電線が切れ復旧を待ちましたが、終日運休が決まり、困っておりましたら、フェリ-が運航しているとの話を聞き、タクシーで青森港に向かい、14時20分発に間に合いました。



津軽海峡フェリ-



船にはゆったりとしたソファーもあり、ほとんど揺れも感じず18時に函館に着くことができました。フェリー利用者には定額のタクシーサービスがあり、予約すると、湯の川温泉まで2,150円と通常の半分ほどの料金のようです。10分ほど遅れましたが、無事集会に間に合いました。

翌日は、友達の車で、函館山に向かいましたが、ここも道路が不通で、ロープウェーに乗り3分ほどで頂上に着きました。
その後、赤レンガ倉庫など市内を回り、立待岬に向かい、啄木一族の墓に、墓石には啄木の歌が刻まれています


函館山 山頂より


赤レンガ倉庫群


啄木一族墓


東海の 
小島の磯の
白砂に
われ泣きぬれて
蟹とたはむる


立待岬までは道路が狭く一方通行になっており、帰りの道には、明治2年官軍・幕軍が最後の決戦をし、敗軍幕府軍戦死者を供養する碧血碑(へっけつひ)に通じる細い道があリます。この碧血碑の傍に漢詩の碑があるようで、啄木がこの漢詩を詠んで、後に次の歌を詠んだといわれています。

函館の臥牛の山の半腹の
碑の漢誌も
半ば忘れぬ



福田パン in 盛岡

2015年10月01日 | ぶらりぶらり
先日休みの日でしたでしょうか、盛岡市内の長田町を車で通ったら福田パン店の前に行列ができていました。よく東京などのラーメン店の前に行列ができるのをテレビで見ますが、盛岡のパン屋さんに行列ができるとは思ってもいませんでした。今日も店の前を通りました。昔ながらのコッペパンにジャムなどを挟んだパンが人気なのだそうです。お店の中でも食べれるようです。



福田パン店




福田パン店はJR盛岡駅から旭橋を渡り、どこまでもまっすぐに進むと10分ぐらい進んだ右側にあります。

盛岡で行列ができる店といえば、大通りにある、冷麺の食道園と、じゃじゃ麺の白龍(パイロン)
があります。



食堂園



白龍



白龍から大通りを横切ると岩手公園になります。公園を散歩するのも、よいですね。



岩手公園の啄木歌碑





不来方のお城の草に寝ころびて
空に吸はれし
十五の心

啄木