たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

啄木歌碑 建立年・所在地(11)

2022年02月17日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されています。その歌碑と建立年、所在地を、建立年順に掲載しています。今回の120番~125番です。

 

120.啄木・牧水友情の歌碑  

「教室の窓より遁げて ただ一人 かの城址に寝に行きしかな」   石川啄木

「城あとの古石垣にゐもたれて聞くとしもなき瀬の遠音かな」   若山牧水

平成9年5月建立

盛岡市馬場町

下橋中学校正門前 



二つの歌の間には「啄木が晩年最も心を許し合った友人若山牧水は、盛岡を三度 訪れており
啄木がこよなく愛し歌った不来方城で、啄木を偲びながら数百詠しております」と書かれている。

 

  1.  釧路信金南支店前の歌碑  

「神のごと 遠く姿を あらわせる 阿寒の山の 雪のあけぼの」

平成9年10月建立

釧路市南大通4丁目

釧路信金南支店前 

 

 

  1.  岩手県立大学の歌碑 

「何となく、今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風なし」

「世におこなひがたき事のみ考へる われの頭よ! 今年もしかるか」

 

平成10年建立

岩手県滝沢市

岩手県立大学 

モニゥメント(表、裏)  





何となく、
今年はよい事あるごとし。
元日の朝、晴れて風無し。




世におこなひがたき事のみ考へる
われの頭よ!
今年もしかるか
 

123.~125. 大間岬の歌碑

  1. 「大海にむかひて一人 七八日 泣きなむとすと家を出でにき」
  2. 「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」
  3. 「大といふ字を百あまり 砂に書き 死ぬことをやめて帰り来れり」

平成10年7月 建立

青森県大間町

大間岬 

 

 



まんなかの歌碑

東海の小島の磯の白砂に 
われ泣きぬれて 
蟹とたはむる




向かって左側の歌碑

大という字を百あまり 
砂に書き 
死ぬことをやめて帰り来れり




向かって右側の歌碑

大海にむかひて一人 
七八日 
泣きなむとすと家を出でにき
 
 
 
 
 
 
 

最新の画像もっと見る