たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

啄木歌碑 建立年・所在地(12)

2022年02月26日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されています。その歌碑と建立年、所在地を、建立年順に掲載しています。今回の126番~130番です。

 

  1.  旭ケ丘公園の啄木歌碑 

「馬鈴薯の花咲く頃と なれりけり 君もこの花好きたまふらん」

平成10年10月 建立

北海道倶知安町

 

 

この歌碑の写真は、倶知安町観光課の沼田さんから提供いただきました。

 

  1.  北村牧場入り口の啄木歌碑 

「石狩の空知郡の 牧場のお嫁さんより送り来し バタかな」

平成11年10月建立

北海道岩見沢市北村豊里



 

  1.  大森浜の啄木歌碑   

「砂山の 砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠く おもひ出づる日」

平成11年12月建立

函館市日乃出町

 

 

この歌碑の写真は函館市教育委員会の野村さんから提供いただきました。

 

  1. 啄木であい道の啄木歌碑 

「かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど」

平成11年7月建立

盛岡市(開運橋と旭橋との間)

 




 
  1.  啄木ゆめ公園の啄木歌碑  

「さいはての駅におりたち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」

平成13年10月建立

釧路市南大通5丁目

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(11)

2022年02月17日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されています。その歌碑と建立年、所在地を、建立年順に掲載しています。今回の120番~125番です。

 

120.啄木・牧水友情の歌碑  

「教室の窓より遁げて ただ一人 かの城址に寝に行きしかな」   石川啄木

「城あとの古石垣にゐもたれて聞くとしもなき瀬の遠音かな」   若山牧水

平成9年5月建立

盛岡市馬場町

下橋中学校正門前 



二つの歌の間には「啄木が晩年最も心を許し合った友人若山牧水は、盛岡を三度 訪れており
啄木がこよなく愛し歌った不来方城で、啄木を偲びながら数百詠しております」と書かれている。

 

  1.  釧路信金南支店前の歌碑  

「神のごと 遠く姿を あらわせる 阿寒の山の 雪のあけぼの」

平成9年10月建立

釧路市南大通4丁目

釧路信金南支店前 

 

 

  1.  岩手県立大学の歌碑 

「何となく、今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風なし」

「世におこなひがたき事のみ考へる われの頭よ! 今年もしかるか」

 

平成10年建立

岩手県滝沢市

岩手県立大学 

モニゥメント(表、裏)  





何となく、
今年はよい事あるごとし。
元日の朝、晴れて風無し。




世におこなひがたき事のみ考へる
われの頭よ!
今年もしかるか
 

123.~125. 大間岬の歌碑

  1. 「大海にむかひて一人 七八日 泣きなむとすと家を出でにき」
  2. 「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」
  3. 「大といふ字を百あまり 砂に書き 死ぬことをやめて帰り来れり」

平成10年7月 建立

青森県大間町

大間岬 

 

 



まんなかの歌碑

東海の小島の磯の白砂に 
われ泣きぬれて 
蟹とたはむる




向かって左側の歌碑

大という字を百あまり 
砂に書き 
死ぬことをやめて帰り来れり




向かって右側の歌碑

大海にむかひて一人 
七八日 
泣きなむとすと家を出でにき
 
 
 
 
 
 
 

啄木歌碑 建立年・所在地(10)

2022年02月04日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。今回の110番~119番は、すべて盛岡市岩山の「啄木詩の道」に建つ歌碑です。

 

110番~119番

平成9年4月建立

盛岡市新庄 岩山

「啄木詩の道」

 

 

110.啄木詩の道の歌碑(1)

 「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

 

 

 111.啄木詩の道の歌碑(2)

 「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」

 

 

112.啄木詩の道の歌碑(3)

「ほたる狩 川にゆかむといふ我を 山路にさそふ人にてありき」

 

113.啄木詩の道の歌碑(4)

「盛岡の中学校の 露台の 欄干に最一度我を倚らしめ」

 

 

114.啄木詩の道の歌碑(5)

「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」

 

 

115.啄木詩の道の歌碑(6)

「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」

 

 

116.啄木詩の道の歌碑(7)

「わが恋を はじめて友にうち明けし夜のことなど 思ひ出づる日」






117.啄木詩の道の歌碑(8)

「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買い来て 妻としたしむ」


     



 

118.啄木詩の道の歌碑(9)

「何となく、今年はよい事あるごとし。 元日の朝、晴れて風なし」







119. 啄木詩の道の歌碑(10)
 
「それとなく 郷里のことなど語り出でて 秋の夜に焼く餅のにほひかな」