釧路発祥の地ともいわれる釧路市米町、釧路市は「ふるさとふれあい街並み事業」として、米町周辺の史跡等を整備すると共に平成2年から4年にかけて啄木歌碑を10基を建立しました。
1.米町1丁目の啄木歌碑

米町1丁目の啄木歌碑(『一握の砂』より)
出しぬけの
女の笑ひ
身に沁みき
厨に酒の
凍る真夜中
啄 木
2.米町2丁目の啄木歌碑

米町2丁目の啄木歌碑(『釧路詩壇』より)
春の雨
夜の窓ぬらし
そばふれば
君が来るらむ
鳥屋に鳩なく
啄 木
3.米町3丁目の啄木歌碑

米町3丁目の啄木歌碑(『一握の砂』より)
顔とこゑ
それのみ昔に変らざる
友にも会ひき
國の果にて
啄 木

米町3丁目の啄木歌碑(『一握の砂』より)
酒のめば
悲しみ一時に
湧き来るを
寝て夢みぬを
うれしとは
せし
啄 木
4.米町4丁目の啄木歌碑

米町4丁目の啄木歌碑(『一握の砂』より)
さらさらと
氷の屑が波に鳴る
磯の月夜のゆきかへりかな
啄木

米町4丁目の啄木歌碑 (『釧路詩壇』より)
花の下
たもとほる子は行きずりの
袖の香りに物言はせけり
啄木
5.浦見8丁目の啄木歌碑

浦見8丁目の啄木歌碑(『一握の砂』より)
よりそひて
深夜の雪の中に立つ
女の右手のあたゝかさかな
啄木

浦見8丁目の啄木歌碑(『一握の砂』より)
葡萄色(えびいろ)の
古き手帳にのこりたる
かの會合の時と處かな
啄 木

浦見8丁目の啄木歌(『一握の砂』より)
波もなき二月の湾に
白塗の
外国船が低く浮かべり
啄木
6.南大通7丁目の啄木歌碑

南大通7丁目の啄木歌碑(『釧路詩壇』より)
西の空
雲間を染めて
赤々と
氷れる海に
日は落ちに
けり
啄木
以上釧路市が「ふるさとふれあい街並み事業」として建立した啄木歌碑は10基あります。


啄木下宿の地(釧路市大町五丁目)の歌碑
釧路停車場跡(釧路市幸町)の歌碑



