啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。今回は101番目からです。
- 詩歌の散歩道の歌碑
「中津川や月に河鹿の 啼く夜なり 涼風追ひぬ夢見る人と」
平成5年11月
盛岡市内丸
中津川河川敷
- 笹平大橋親柱の歌碑
「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」
平成5年11月
盛岡市門前寺
笹平大橋(渋民側)
- 笹平大橋親柱の歌碑
「ほたる狩 川にゆかむといふ我を 山路にさそふ人にてありき」
平成5年11月
盛岡市門前寺
笹平大橋(盛岡側)
- 啄木親子の歌碑
「中津川や 月に河鹿の啼く夜なり 涼風追ひぬ夢見る人と」 啄木
「中津川流れ落合ふ北上の早瀬を渡る夕霞かな 」 一禎
平成5年12月
盛岡市馬場町
中津川と北上川合流点付近
啄木親子の歌碑(向かって右が啄木の歌)
落合
盛岡市内には北上川、中津川、雫石川の三つの川が流れており、中津川に架かる御厩橋(おんまやばし)の下流で北上川と中津川が合流(写真の右側手前が中津川、奥が北上川)し、その後50mほどの下流で雫石川(写真の左上)が合流し大きな北上川となって明治橋を経て宮城県の石巻まで流れて行きます。
- 釧路の歌碑
「山に居て 海の彼方の潮騒を聞くとしもなく 君を思ひぬ」
平成6年1月
釧路市南大通6丁目
- 釧路の歌碑
「わが室に女泣きしを 小説のなかの事かと おもひ出づる日」
平成6年1月
釧路市南大通4丁目
- 釧路の歌碑
「北の海 鯨追ふ子等大いなる 流氷来るを見ては喜ぶ」
平成6年1月
釧路市南大通2丁目
- 倶知安駅前の歌碑
「真夜中の 倶知安驛に 下りゆきし 女の鬢の 古き痍あと」
平成6年8月
北海道倶知安町
- 愛宕山の歌碑
「新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど」
平成7年10月
盛岡市渋民