たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

阿寒湖畔の啄木歌碑

2017年08月12日 | 啄木歌碑

阿寒湖畔に啄木歌碑があります。この歌碑は比較的早い時期に建立され「昭和26年9月10日、阿寒湖畔民一同」と碑陰に記されています。 

 

 阿寒湖畔の歌碑

 

  啄木のよめる釧路のう多

    神のごと遠くす可多を阿ら者世る

阿寒のやまの雪能の希本の

                  京助

 

「神のごと 遠く姿をあらわせる 阿寒の山の雪のあけぼの」 。啄木が 釧路を離れる明治41年4月5日の日記には 「雄阿寒

雌阿寒の両山、朝日えた雪姿も長く忘られぬであろう。知人岬の灯台も程なくして水平線上に没した。」と阿寒の山

のすばらしさを書いております。

歌碑は阿寒湖畔のボッケの近くにありますが、観光客の皆さんはボッケまでは行きますが、歌碑はボッケからちょっとかげ

のところにあり、歌碑の案内板がないので、立ち寄ってくれる人は少ないようです

 

ボッケ説明板

  

 

泥火山

 

釧路から阿寒湖までは路線バス、観光バスが運行されています。観光バスは国立公園の摩周湖、硫黄山、屈斜路湖に

立ち寄り釧路湿原を通り、2時間ほどで着きます。帰りは釧路空港経由で釧路市内に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


くしろ「歴史の散歩道」の啄木歌碑

2017年08月05日 | 啄木歌碑

 釧路市では旧釧路川沿いの地区と寺などが並ぶ米町周辺を結んで「昔と今が交差する街並み」として南大通りの歩道に沿って平成5年から6年にかけて、啄木歌碑を4基を建立しました。歌は釧路新聞『釧路詞壇』から2首、『一握の砂』から2首を選んでいます。

 

 

 釧路市南大通二丁目の啄木歌碑

 

碑の上部には「くしろ歴史の散歩道」と「←米町公園━舞橋→」、「南大通」と記されており、その下部に啄木の歌が刻まれています。

 

釧路市南大通二丁目の啄木歌碑

 

   北の海              啄木

 鯨追ふ子等大いなる 

    流氷来るを見ては喜ぶ 

   (釧路新聞『釧路詞壇』より)

 

 

釧路市南大通四丁目の啄木歌碑

 

  わが室に女泣きしを

小説のなかの事かと 

     おもひ出づる日   啄木

(『一握の砂』より)



 

 釧路市南大通六丁目の啄木歌碑

 

                        山に居て      啄木

                    海の彼方の潮騒を

                     聞くとしもなく君を思ひぬ

                                                           (釧路新聞『釧路詞壇』より)




 

 

釧路市南大通八丁目の啄木歌碑

 

                      三味線(さみせん)の絃のきれしを

                     火事のごと騒ぐ子ありき

                      大雪の夜に    啄木 

                     (一握の砂より)


盛岡の夏まつり ”盛岡さんさ踊り” は昨日4日で終了しました。踊りが始まる前に ”ミスさんさ” の皆さんが盛岡駅に来てPRしていました。


 平成29年度盛岡の夏祭り” 「盛岡さんさ踊り」の ”ミスさんさ” の皆さん