たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

啄木歌碑 建立年・所在地(3)

2021年12月30日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

41.十和田荘の歌碑 

「夕雲に丹摺はあせぬ 湖ちかき草舎くさはら 人しづかなり」

  昭和48年8月建立 

  青森県十和田市

 

 

42.篠根さん宅の歌碑 

「ふるさとの 山に向ひて言ふことなし ふるさとの 山はありがたきかな」


 昭和49年12月建立

 岩手県盛岡市大館町






篠根さんが自宅の庭に建立した啄木歌碑です。この歌碑は道路からは見れないので、不在の時は見られません。

 

 

43.南富士カントリ-クラブの歌碑 

「かにかくに渋民村は恋しかり おもひでの山 おもひでの川」

 昭和51年2月建立

 岩手県八幡平市大更



 

 

44.羽山姫神社の歌碑

  「港町 とろろとなきて輪を描く鳶を壓せる 潮曇りかな」

  昭和51年4月

  宮城県石巻市萩浜 


 

 

45.真教寺の歌碑 

「新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど-」

     昭和52年4月建立

 沖縄県那覇市

 

 

この歌碑の写真は沖縄市観光協会の千住さんから提供いただきました。

 

 

46.台ヶ森温泉郷の歌碑

「朝の湯の 湯槽のふちにうなじ載せ ゆるく息する物思ひかな」

  昭和52年7月建立

  宮城県大和町

 

 

この歌碑の写真は大和町観光物産協会の今野さんから提供いただきました。

 

 

47.大通りの歌碑

「新しき明日の来るを信ずといふ 自分の言葉に 嘘はなけれど」

 昭和52年9月建立

 岩手県盛岡市大通

 

 

48.下橋中学校の歌碑

「その昔 小学校の柾屋根に我が投げし鞠 いかにかなりけむ」

 昭和52年10月建立
 岩手県盛岡市馬場町


     

 

49.大前田の歌碑

「神無月 岩手の山の 初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ」

 昭和53年4月建立

 岩手県盛岡市渋民

 

 

この歌碑は、「啄木ドライブイン」を経営していた方が店の前に建立しましたが、閉店後、30mほど移動し、現在の位置になりました。

 

50.西根第一中学校の歌碑

「ふるさとの山に向かひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

 昭和55年3月  

 岩手県八幡平市堀切

 
 
 
 
 
 
 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(2)

2021年12月27日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

31.大泉院の歌碑

 「 ふるさとの寺の御廊に 踏みにける 小櫛の蝶を夢にみしかな」

 昭和40年11月 建立  

 岩手県八幡平市平館新山

 

 

32.平岸林檎園の歌碑

「 石狩の都の外の 君が家 林檎の花の散りてやあらむ」

  昭和41年10月 建立

  北海道札幌市豊平区平岸 

 

 

 

33.天神山公園の歌碑

 「 愁ひ来て 丘にのぼれば 名も知らぬ鳥啄めり赤き茨の実」

  昭和41年11月 建立 

  岩手県大船渡市盛町

 

 

 

34.小奴碑 

 「あはれかの国のはてにて 酒のみき かなしみの滓を啜るごとくに」

 「小奴といひし女の やはらかき 耳朶なども忘れがたかり」

 「舞へといへばたちて舞ひにき おのづから 悪酒の酔ひにたふるるまでも」

 

   昭和41年12月 建立

  北海道釧路市南大通

 

 

 

35.森さん宅の歌碑

「故郷の山二向かひて言ふこと那し ふるさと能の山はありが多起か那」

 昭和45年5月 建立 

 岩手県盛岡市中堤町

 

 

この歌碑は、盛岡の「オームラ洋裁専門学校」前にありましたが、学校閉校後、高松の池畔に移転、その後、矢巾温泉「イーハトーブの森」に移転、平成26年に現在の盛岡市中堤町の森さん宅の道路に面したところに移転されました。

 

 

36.岩手山御神坂登山口の歌碑

「 岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」

  昭和46年8月 建立

  岩手県雫石町 

 

 

37.雫石高等学校の歌碑

「病のごと 思郷のこころ湧く日なり 目にあをぞらの煙かなしも」

 昭和47年7月 建立

 岩手県雫石町

 

 

 

38.港文館前の歌碑

「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りに」

 昭和47年10月 建立

 北海道釧路市大町

 

 

 

 

39.朝日新聞社跡の歌碑 

「京橋の瀧山町の 新聞社 灯ともし頃のいそがしきかな」

    昭和48年4月 建立 

    東京都中央区銀座

 

 

 

40.旧玉山公民館の歌碑

「ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな」

  昭和48年7月 建立  

  岩手県盛岡市日戸

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(1-3)

2021年12月23日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

21. 氷上神社参道の歌碑

「命なき砂のかなしさよ さらさらと にぎればゆびの間よりおつ」

  昭和32年7月建立    

  岩手県陸前高田市 

 

 

22. 平舘駅前の歌碑

「たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず」

  昭和32年12月建立 

  岩手県八幡平市平舘

 

 

23. 啄木小公園の歌碑

「潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや」 

  昭和33年10 建立  

  北海道函館市大森浜 

 

 

24. 稲荷山山頂の歌碑

「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の虫こそすずろなりけれ」

 昭和35年6月建立 

 岩手県盛岡市好摩

 

 

25. 宝徳寺の歌碑

 「ふるさとの寺の畔の ひばの木の いただきに来て啼きし閑古鳥!」

  昭和36年4月建立 

  岩手県盛岡市渋民

 

 

26. 愛宕公園の歌碑

「潮かをる北の濱辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや」

 昭和37年5月建立 

 青森県野辺地町 

 

 

 27. 盛岡駅前広場の歌碑

「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」

  昭和37年11月建立 

    岩手県盛岡市盛岡駅前

 

       

28. 本町中学校の歌碑

「あたたかき飯を 子に盛り 古飯に湯を かけたまふ 母の白髪」

 昭和39年建立 

 神奈川県秦野市富士見町 

 

    

29. 平館の歌碑

「かの家の かの窓にこそ 春の夜を 秀子とともに 蛙聴きけれ」

 昭和39年12月建立 

 岩手県八幡平市平館

 

    

30. 大泉院の歌碑

「わが父は 六十にして家をいで 師僧のもとに聴聞ぞする」

 昭和40年11月建立 

 岩手県八幡平市平館

 

 

 

 

 

 

 

    

 


啄木歌碑 建立年・所在地(1-2)

2021年12月22日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、前報に続き、建立年順に掲載します。

 

11.  好魔駅舎の歌碑

  「霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の蟲こそすずろなりけり」(木製の歌碑です)

    昭和29年4月建立  好摩駅舎(銀河鉄道、JR東日本) 岩手県盛岡市好摩

 

 

12. 盛岡先人記念館の歌碑

  「ふるさと能山尓向ひて 言ふ事那し ふるさとの山者あ里可多記可奈

   昭和29年4月建立  盛岡先人記念館  岩手県盛岡市本宮

 

 

13. 斎藤家の歌碑

  「かにかくに渋民村は戀しかり おもひでの山 おもひ出の川」

   昭和29年5月建立  齋藤家前 岩手県盛岡市渋民 

 

 

 

14. 蓋平館別館跡の歌碑

  「東海乃 小島能磯の白砂に 我泣き怒れ天 蟹登たわむる」

   昭和30年3月建立  蓋平館別館跡 東京都文京区本郷 

 

 

 

15. 岩手公園の歌碑

 「不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心」

   昭和30年10月建立  岩手公園 岩手県盛岡市内丸

 

 

16. 等光寺の歌碑

 「浅草の夜のにぎはひに まぎれ入り まぎれ出で来しさびしき心」

   昭和30年10月建立  等光寺 東京都台東区浅草

 

 

17. 片江風致公園の歌碑(1)

 「かにかくに澁民村は恋しかり おもひでの山 おもひ出の川」

   昭和30年頃建立 片江風致公園 福岡県福岡市城南区南片江

 

 

18. 片江風致公園の歌碑(2)

  「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる 」

   昭和30年頃建立 片江風致公園 福岡県福岡市城南区南片江

 

 

19.合浦公園の歌碑

 「船に酔ひてやさしく奈れる いもうとの眼見ゆ 津軽の海を思へば」

    昭和31年5月建立  合浦公園 青森県青森市合浦

 

 

20. 秋葉神社の歌碑

  「何越可もおひ天寝流や白雲登 葛葉の山能星降る宵盤」

   昭和31年6月建立  秋葉神社 岩手県葛巻町

 

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(1-1)

2021年12月21日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、その歌碑と建立年、所在地を、建立年順に掲載します。

 

1.渋民公園の歌碑

     「 やはらかに柳あをめる 北上の岸邊目に見ゆ 泣けとごとくに」 

   大正11年4月建立 渋民公園 岩手県盛岡市渋民 

 

 

2.立待岬の歌碑

  「東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」 

   大正15年8月建立 啄木一族の墓 北海道函館市住吉町立待岬

 

3.天満宮の歌碑

  「病のごと 思郷のこころ湧く日なり 目にあをぞらの煙かなしも」 

   昭和8年7月建立 天満宮 岩手県盛岡市新庄町

 

 

 

4.天満宮「阿形の狛犬」の歌碑

  「夏木立中の社の石馬も 汗する日なり 君をゆめみむ」   

    昭和8年7月建立 天満宮 岩手県盛岡市新庄町

 

 

5.天満宮「吽形の狛犬」の歌碑

  松の風夜晝ひびきぬ 人訪はぬ山の祠の 石馬の耳に

   昭和8年7月建立  天満宮 岩手県盛岡市新庄町

 

 

6.米町公園の歌碑

  「しらしらと氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の冬の月かな」

   昭和9年12月建立 米町公園 北海道釧路市米町

 

 

 

7.滝川公園の歌碑

  「空知川雪に埋れて 鳥もみえず 岸辺の林尓人ひとりゐき」

   昭和25年6月建立 滝川公園 北海道砂川市空知太

 

 

8.阿寒湖畔の歌碑

  「神のごと 遠くす可多を阿ら者世る 阿寒のやまの雪能希本の」

   昭和26年9月建立 阿寒湖畔 北海道釧路市阿寒町

 

 

9.小樽公園の歌碑

  「こころよく 我尓はたらく仕事あれ それを仕遂げて 死なむと思ふ」

    昭和26年10月建立 小樽公園 北海道小樽市花園

 

 

10.函館公園の歌碑

  「函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」

   昭和28年4月建立 函館公園 北海道函館市青柳町 

 

 

 

 

 


啄木歌碑 建立年・所在地(1)

2021年12月19日 | 啄木歌碑

啄木歌碑は国内に160基ほど建立されていますが、建立年とその所在地を載せます。

 

歌碑建立年および所在地(1)

 

1.大正11年4月 渋民公園 岩手県盛岡市渋民 

   やはらかに柳あをめる 北上の岸邊目に見ゆ 泣けとごとくに 

2.大正15年8月 啄木一族の墓 北海道函館市住吉町立待岬

   東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる 

3.昭和8年7月 天満宮 岩手県盛岡市新庄町 

   病のごと 思郷のこころ湧く日なり 目にあをぞらの煙かなしも 

4.昭和8年7月 天満宮 岩手県盛岡市新庄町 

   夏木立中の社の石馬も 汗する日なり 君をゆめみむ

5.昭和8年7月  天満宮 岩手県盛岡市新庄町   

   松の風夜晝ひびきぬ 人訪はぬ山の祠の 石馬の耳に

6.昭和9年12月 米町公園 北海道釧路市米町 

   しらしらと氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の冬の月かな

7.昭和25年6月 滝川公園 北海道砂川市空知太 

   空知川雪に埋れて 鳥もみえず 岸辺の林尓人ひとりゐき

8.昭和26年9月 阿寒湖畔 北海道釧路市阿寒町

   神のごと 遠くす可多を阿ら者世る 阿寒のやまの雪能希本の

9.昭和26年10月 小樽公園 北海道小樽市花園 

   こころよく 我尓はたらく仕事あれ それを仕遂げて 死なむと思ふ

10.昭和28年4月 函館公園 北海道函館市青柳町 

   函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花

11.  昭和29年4月 好摩駅舎(銀河鉄道、JR東日本) 岩手県盛岡市好摩

       霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の蟲こそすずろなりけり(木製の歌碑です)

12.  昭和29年4月 盛岡先人記念館 岩手県盛岡市本宮 

   ふるさと能山尓向ひて 言ふ事那し ふるさとの山者あ里可多記可奈 

13.  昭和29年5月 齋藤家前 岩手県盛岡市渋民 

   かにかくに渋民村は戀しかり おもひでの山 おもひ出の川

14.  昭和30年3月 蓋平館別館跡 東京都文京区本郷  

        東海乃 小島能磯の白砂に 我泣き怒れ天 蟹登たわむる

15.  昭和30年10月 岩手公園 岩手県盛岡市内丸 

   不来方のお城の草に寝ころびて 空に吸はれし 十五の心

16.  昭和30年10月 等光寺 東京都台東区浅草 

   浅草の夜のにぎはひに まぎれ入り まぎれ出で来しさびしき心

17.  昭和30年頃 片江風致公園 福岡県福岡市城南区南片江 

   かにかくに澁民村は恋しかり おもひでの山 おもひ出の川

18.  昭和30年頃 片江風致公園 福岡県福岡市城南区南片江 

   東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる

19.  昭和31年5月 合浦公園 青森県青森市合浦 

   船に酔ひてやさしく奈れる いもうとの眼見ゆ 津軽の海を思へば

20.  昭和31年6月 秋葉神社 岩手県葛巻町 

   何越可もおひ天寝流や白雲登 葛葉の山能星降る宵盤

21.  昭和32年7月 氷上神社参道 岩手県陸前高田市 

   命なき砂のかなしさよ さらさらと にぎればゆびの間よりおつ

22.  昭和32年12月 平舘駅前 岩手県八幡平市平舘

   たはむれに母を背負ひて そのあまり軽きに泣きて 三歩あゆまず

23.  昭和33年10  啄木小公園 北海道函館市大森浜 

   潮かをる北の浜辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや 

24.  昭和35年6月 稲荷山山頂 岩手県盛岡市好摩 

   霧ふかき好摩の原の 停車場の 朝の虫こそすずろなりけれ

25.  昭和36年4月 宝徳寺 岩手県盛岡市渋民 

         ふるさとの寺の畔の ひばの木の いただきに来て啼きし閑古鳥!

26.  昭和37年5月 愛宕公園 青森県野辺地町 

       潮かをる北の濱辺の 砂山のかの浜薔薇よ 今年も咲けるや

27.  昭和37年11月 JR 盛岡駅前広場 岩手県盛岡市盛岡駅前

       ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな

28.  昭和39年 本町中学校 神奈川県秦野市富士見町 

    あたたかき飯を 子に盛り 古飯に湯を かけたまふ 母の白髪

29.  昭和39年12月 岩手県八幡平市平館

    かの家の かの窓にこそ 春の夜を 秀子とともに 蛙聴きけれ

30.  昭和40年11月 大泉院 岩手県八幡平市平館新

    わが父は 六十にして家をいで 師僧のもとに聴聞ぞする

 

 

 

 


盛岡まち散歩(4)

2021年12月17日 | ぶらりぶらり

盛岡にある文化財などをまわってみます。

 

国指定有形文化財(建造物)・重要文化財

 

(4)旧中村家住宅(盛岡市中央公民館敷地内) 盛岡市愛宕町 

旧中村家住宅は盛岡市新穀町にあったもので、町屋建築です。中村家の創業は天明2年(1782)で屋号が「糸屋」または「糸治」と呼ばれ、呉服などを扱っていました。その後、紫根染を始めると領内指折りの豪商と成長してきました。この建物は江戸時代末期の文久元年(1861)頃に建てられ、木造1部2階建て、切妻平入り、瓦葺きで。建物左外壁は隣家への防火対策としてこの地方独特な「うだつ」が上がり、壁一面が土壁で仕上げています。右側に隣接土蔵は明治時代のものです。盛岡市では,昭和46年に中村家から建物などの寄贈をうけ、移築工事は,昭和49年3月に完成し,現在に至っています。なお、重要文化財の指定は昭和46年12月です。

 

 

旧中村家住宅

 

中央公民館は国道4号線脇にあります。盛岡駅からでしたら、バスで「松園山岸線」に乗り、中央公民館前で下車ください。20分ほどです。

       

 

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啄木の歌碑に用いられている歌

 

  「砂山の砂に腹這ひ 初恋の いたみを遠くおもひ出づる日 」

                       <一握の砂  >    

 

この歌は、大森浜の歌碑 (北海道函館市日乃出町) に用いられています 

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大森浜の啄木歌碑

 

大森浜の歌碑 (北海道函館市日乃出町)

 

なお、この歌碑の写真は函館市教育委員会の野村さんから提供していただきました。

 

 


盛岡まち散歩(3)

2021年12月15日 | ぶらりぶらり

盛岡にある文化財などをまわってみます。

 

国指定有形文化財(建造物)・重要文化財

 

(3)旧盛岡銀行本店(岩手銀行赤レンガ館)        国指定有形文化財(建造物)  中ノ橋通1-2-20

中の橋のたもとに岩手銀行赤レンガ館があります。岩手銀行赤レンガ館は、盛岡銀行の本店庁舎として明治44年に落成しました。その後、岩手銀行の本庁舎、中ノ橋支店となり平成16年まで営業をしていました。営業中の平成6年に国の重要文化財となったこの建物は、修復工事を経て岩手銀行赤レンガ館として、公開施設となりました。当時の洋風建築の特徴がほぼ残っています。この建物の設計は、辰野・葛西建築事務所によるもので、館内には彼らの業績を知ることのできるコーナーがあります。数々のイベントも行われています。平成28年に多目的ホールおよび創建当時の館内の模様を展示する施設としてオープンしました。

 

旧盛岡銀行本店

 

 

中の橋と旧盛岡銀行本店

 

 

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啄木の歌碑に用いられている歌

 

  「 大海にむかひて一人 七八日 泣きなむとすと家を出でにき 」

                       <一握の砂  >    

 

この歌は、大間埼の啄木歌碑(青森県大間町) に用いられています 

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大間埼の啄木歌碑(青森県大間町)    

 


大間の啄木歌碑





向かって右側の歌碑

大海にむかひて一人 
七八日 
泣きなむとすと家を出でにき




 

 

 


盛岡まち散歩(2)

2021年12月10日 | ぶらりぶらり

盛岡にある文化財などをまわってみます。

 

国指定有形文化財(建造物)・重要文化財

 

(2)旧九十銀行(現・啄木・賢治青春館)    国指定有形文化財(建造物) 中ノ橋通1-1-25     

 奥州街道沿いに旧九十銀行本店本館があります。現在、啄木・賢治青春館になっています。この建物は明治43年に竣工しております。構造は煉瓦造2階建で、2階に広い集会室を設け、1階を営業室・客溜・金庫室・頭取室及び応接室としていました。外観は重厚感のあるロマネスク・リヴァイヴァル様式、内部は直線的で平明かつ簡潔なゼツェッシオン式の影響がみられ、19世紀末の欧州での建築運動をいち早く反映させたものとして、我が国の近代建築史上重要な建造物です。 旧九十銀行本店本館は明治時代に建てられた銀行建築の遺構として大変貴重な事から平成16に国指定有形文化財に指定されました。

 

 

     旧九十銀行

 

現在、1階には喫茶室もありますので、お立ち寄りください。

 

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啄木の歌碑に用いられている歌

  「頬につたふ なみだのごはず 一握の砂を示しし人を忘れず 」

                       <一握の砂  >    

この歌は、タピック(旧道の駅)(岩手県陸前高田市) の歌碑に用いられています 

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盛岡まち散歩

2021年12月03日 | ぶらりぶらり

盛岡にある文化財などを回ってみます。

 

国指定有形文化財(建造物)・重要文化財

 

(1)盛岡高等農林学校本館(現・岩手大学農業資料館)  

 

 

国指定有形文化財(建造物)とは建造物の中で、歴史上・学術的に価値の高いものとして、国が指定したものをいいます。岩手大学農学部(旧盛岡高等農林学校)旧本館は,明治45年5月に着工,同年12月に竣工しました。旧本館は,木造2階建で,2階全体が講堂になっています。なお、この指定は、旧盛岡高等農林学校旧本館1棟と次の門番所1棟を合わせて一件としての指定です。

 

 

 

この建物は、明治36年頃盛岡高等農林学校の正門(現在の通用門)に建てられた門番所です。正面が八角形の事務室で、後方は方形の突出部(和室・事務室)が取り付く小規模な建物です。木造で,外壁が下見板張り、屋根は鉄板葺です。旧本館,門番とも、わが国の学校建築の歴史を知る上で、重要な建物です。

 

 

 

 啄木歌碑に用いられている歌

  「 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」

              <一握の砂  (我を愛する歌) >     

 

この歌は、蓋平館別館跡地の歌碑(東京都文京区本郷 )など6基の歌碑に用いられています。