たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

旧盛岡中学の図書庫(としょぐら)

2014年07月26日 | 啄木歌碑
旧盛岡中学校の図書庫が盛岡に里帰り

「学校の図書庫の裏の秋の草黄なる花咲きし今も名知らず」と啄木の歌にも詠まれた旧盛岡中学の図書庫(ぐら)が、町家の並ぶ盛岡市鉈屋町へ移築され、8月末に公開される予定です。



盛岡に戻った図書庫


盛岡中学校の土蔵の図書庫は、明治25年に建造されましたが、大正6年に盛岡中学は現在の上田へ移転、跡地に残った図書庫は日赤が引き受け、書庫として利用していました。その後、昭和44年に宮古市が日赤から譲り受け、寄生木(やどりぎ)記念館として、活用してきました。寄生木記念館は作家・徳富蘆花の小説『寄生木』の主人公のモデルでもある宮古市出身の小笠原善平の遺品や写真等が展示されている施設です。



寄生木記念館


平成22年に寄生木記念館内の収蔵品を公民館へ移し、寄生木記念館の役目は終わり、今回の盛岡への里帰りとなった。
なお、盛岡中学時代の図書庫跡地は現在岩手医大の循環器センターが建っており、玄関前に啄木歌碑があります。



循環器センター前の啄木歌碑


学校の図書庫の裏の秋の草
黄なる花咲きし
今も名知らず
啄木


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