我家は、引っ越しの準備の真っ最中。
紙切ればかりが目につく。
時々、眺めてしまい停滞する。
上の冊子は、仁丹堂の通信販売の表紙をしたもの。
つい眺めてしまい、12年前も経ったいるのに驚く。
月日の経つのは、早い。
冊子の下にある細かい文字は、わたしが書いたものだ。
これにはいきさつがあって、
「一般の人が見るので、ポエムのようなものを添えたら受け入れ易くなるかな。」という担当の人の発案で、
「ヒロクニさんに書いてもらえないかな。」ということに。
ヒロクニさんは、「見たらわかるだろ。」「そんなもの必要ない。」と言い放ち、
それを言うと、「もう、さほりさんやってよ。」と。
「わたしですか・・・・。」と言いながら、
こうなったら何でもやるわよ!という気分になり、書いたのです。
今読むと気恥ずかしい。
細かい文字の部分を、ここに書きます。
(恥ずかしいといいながら、書くこの心根。)
以下
夢を見た。
ここは静かな入り江の近く。
かすかに移ろう輝く光の中で、
空はゆうるりと虹色を変化させ、
やさしい色の蒸気につつまれてゆく。
赤い恋人に「花を探しに行こう」と言った。
流れる雲のように「旅に出よう」と言った。
流れる雲のように小さな風が吹き、僕の生命は安らぎ、
魂が静かに歓喜した。
そして、僕は故郷を思う。
以上
わたしは詩人と思いこみ、
ヒロクニさんの言葉やムード。
絵の雰囲気。
2人で行った相生の湾などを思い出し、
ヒロクニさんに接近しつつ、わたしの戯言を書きました。
詩人になりきっての部分の言葉の使いまわしが、恥ずかしい。
にわかじたてだったのが、よく分ります。
(追記:この絵の原画だけのものを過去に紹介したことがあるかもしれません)
冊子の中で、紹介もされていてこんな感じです。↓
↑12年前の姿。
73歳の頃。写真を見ると若く感じるのでした。
今の家で撮った写真です。
押入れは、画材を並べていて、この頃は押入れで寝ていなかったことに気がつきました。
どこで寝ていたのか?
アトリエか、台所でしょう。
まあ、とにかく懐かしい。
「僕の絵は身体を通して出てくるんだ」は本当にそうなのです。
時に、日記のようになっていたりする絵もあります。
また、抽象的な絵にも具体物が混ざったり。
人物に名前が書き込まれていたりするのも、そういうことなのです。
身近にいる人だったり。
絵には、難しさと分り易さが混ざっています。
我家は、断捨離の真っ最中。
ヒロクニさんは、紙きれを整理していっているらしく、
重いゴミ袋が発生中な様子。
わたしは、余計な大きなゴミ、粗大ゴミをピックアップ中。
そんな中、ヒロクニさんがかける音楽は、ニーナ・シモン。
この音楽が奏でられています。↓
ある意味、この寂しい感じが引っ越しの気分とよく合い、
聴きながら不思議な気持ち。
意外性が不思議なのです。
それはそうと、何故かヒロクニさんは、わたしの部屋の部分を指し、
これはいるのか?いらないのか?と聞いてきます。
「えっ、わたしの荷物はわたしがするから、自分の荷物、特に人が分らない大切なものを箱詰めしたら?」
「わたしは、一気型だからやりだしたら早いよ。以前の引っ越しの時もそうだったでしょ?」
と言っても、何か不服そうな様子。
わたしはゴミの出せる曜日、種類があるのでそれに合わせているのですが、
それが片付けをしていないように見えるみたい。
そして、今日はブログを書くつもりだったので、書いていると、
「何でそんなことをしているの?」と。
「今日は書こうと思っている日だから・・・。」と返答すると、
「また、口答えする。」と言い、
「そんなのだったら、引っ越しはやめたらいいよ。」と、随分性急な様子。
急に、「そんなのだったら、離婚だ。」まで言う。
いきなり離婚にまで、発展する。
以前は、「そんなのだったら離婚よ!」と言うのはわたしだったが、
最近はヒロクニさんなんです。
その飛躍が理解出来ず、イライラする。
わたしは若い頃によく「離婚だ!」と言いましたので、
それが、今返ってきているのではないか・・・と当時を反省します。
だから、「何でそうなるの?」と思い、イライラもするのですが、
あまり怒らないで、「たいしたことはいっていない。」と思い、冷静にするようにしています。
無視にも通じるような対応だが、
まともに取り合うと、言い合いになり、感情がこじれて頭にくることは間違いない。
「離婚しません!」
と言って、何故かムカムカしています。
笑って言うと、救いがある感じがするのですが、何故か出来ない。
昨日は、とても機嫌がよく、「美味しい夕食ありがとう!」「君は素晴らしい!」だったのに、
今日は、機嫌が斜め。
「黄色い声出す。」とか、「すぐ口答えする。」とか、最後に「離婚。」
こう言った後、お昼寝してます。
芸術家、特にヒロクニさんは、感情に起伏が激しい方なので、
よくわかりません。
わたしの前では、気分全開状態なんでしょうね。
もう少し、気遣いしてくれてもいいと思うのですが、
わたしもかなり酷いことを言う時があるので、
自分に返ってきていると思って、懺悔しますヮ。
↑ピンクのビオラ。
ピンクと言っていますが、赤紫色です。
濃い色のものを選んで。
継いできた種なので、色がまちまちのピンクのビオラ。
変わりビオラと合わせて。
この家を引っ越すと、ビオラは飾れなくなります。
次は、どんなものが生活に入り込むのか、変化を楽しみにしています。
今日は、引っ越しの準備の間に出てきた懐かしいものを紹介しました。
あまり尊敬できない、わたし達夫婦の様子をいつも読んで下さっている方々、
いつもありがとうございます。
自分に返ってくる言葉、因果の法則なのでしょうかね・・・。
珍しく、過去の行いキタキタだわ・・、と実感しています。
さほりんのポエム、活字でこんなに小さくしなくても、と思いました。もったいないです。レイアウトのデザインをした担当者にちょっと文句が言いたいです。「花を探しに行こう」ってすてきな感じ。赤い人は喜んでいると思いました。
ヒロクニ先生のTシャツ、かっこいいですね。袖がこのようなラインと切り替えになっているTシャツは思ったより着こなしづらいように思っていますが、ぴしっと着こなしされていて「どうしたらこのように着られるのだろう」と何度も見てしまいました。
「ゴミの出せる曜日、種類」とても大切かつ重要です。そして、これに合わせてゴミをまとめていくこと、とても難しいです。これは、ゴミを整理して回収に出す当事者でないとわからない、とても面倒くさいことです。
離婚の話のこと、自分のことにも照らし合わせて考えながら読みました。私の夫は自分というものが強くて一方的に強い言葉を投げつけられたりすることがしばしばあります。
先日外で一緒にお酒を飲んだときにちょっと意見が対立した折に酔っ払いのたわごとで「離婚だ!」と言われたのですが(今までも何度もあることです)、その後に勝手な行動をされ私としてもかなり怒りが心頭に発しまして、負のエネルギーがたまってしまって帰宅後に自宅室内の壁を殴ったら壁が壊れて大きな穴が開いてしまいました。
自分の怪力に驚くとともに、「DIYで修繕しないと費用がかかる」と冷静になり、ネットで「壁の大穴」の修繕方法を冷静に検索する自分に少し苦笑してしまったのでした。
翌日、「私の拳は大丈夫なのか?」とおそるおそる観察してみたところ、腫れるどころか赤くもなっておらず、自分の拳の強さを初めて認識したのでした。
ビオラの紫のグラデーションとソーサーの葉の模様、そして左上の葉、すべてのバランスがとてもすてきです。ビオラの花びらのフチのあざやかな黄色に目がいってしまいますが、奥の薄い紫の重なり合いが美しいです。
夫婦のことは夫婦にしかわからない関係があると思っています。お互いがわかっていれば良いと思うのです。そして、お引越しはとても大変です。大変なので、イライラしたりちょっと争いがあるのは仕方ないと思います。
さほりんのこと、いつも応援しています。
「仁丹堂」の仕事では、やや関わった人はヒロクニさんに振り回されていました。当のヒロクニさんは、「俺は、いかに人の要求を呑んでいるか・・、俺って謙虚。」らしいのですが・・・。こうやって改めて見ると、攻撃的な絵ではないので、合わしている面も確認できて、思い返すと可笑しい。(笑)マッチしていると言って頂け、ホッとします。ポエムは、急遽の思いつきで挿入されたことなので、レイアウトは変えれなかったのではないでしょうか?スポンサーは、あくまで商品の宣伝が主なので。
ヒロクニさんの着ているTシャツは、意外と高いシャツ。古着屋でもけっこうな値段がするものです。買うとき、「古着にそんなお金かけるの?」と言った記憶が。着心地が良いらしく、大きな穴が開くまで着ていました。自分に似合うものを買うのは、上手だなぁ~とよく思います。似合っているとの事、報告しておきます。喜ぶと思う。
「離婚だ!」の話。男性も言うのですね。理論で負けそうになったら、言うのかしら?そんなふうに思いました。大方の男性は、意見を批判されるとカーとなるので、少々捨て台詞的に使う?私に対しての「そうやって口答えする。」と似ているような。それと、「壁に穴が開いた。」のくだりを読み、不謹慎ですが、笑ってしまいました。怪力仲間だと思い。怒りを外に出すのは、悪いことじゃない。内にこもって体の中に溜め込むほうが悪い。だだ、DIYに発展するのは経済の問題は、困るよね。私は秘密の一室があって、サンドバックなんかが釣り下がっていて、思いっきり発散できる場所があればいいのにと思ったことがあります。主人の顔写真なんか貼り付けて、発散すると気持ちいいかもと脳内でそんな部屋を思い浮かべたことがあります。
今回のビオラは数をたくさん、つめこみました。
引っ越しの応援ありがとう。ヒロクニさんは、行動より口がよく動くタイプ。これがねぇ。今回は、いりいろ見越して、前日に業者に荷物を詰めるのを頼んでいるので、なんとかなるでしょ。私も少々賢くなったのかも。
夫婦って、不思議な関係ですよね。
こういいながら、一緒に居て。
いつも応援ありがとうございます。いつも力強い見方よ。怪力仲間だしね。