カフェでわたし相手に、長々と話すヒロクニさん。
夕食後、「バッド・カンパニー」の五曲目の「バッド・カンパニー」を聴きながら、
急に、こんなことをつぶやく。
武内ヒロクニ曰く、「少年老い易く、学成り難しで、男の子は、一生勉強してたらよろし」。
絵一筋に生きて来た、74歳の男が言う言葉である。
ヒロクニさんは、芸術は一生の学問だといいます。
この言葉は、南宋の哲学者、朱子の「偶成」に書かれているそうです。
少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)とは、若いうちはまだ先があると思って勉強に必死になれないが、すぐに年月が過ぎて年をとり、何も学べないで終わってしまう、だから若いうちから勉学に励まなければならない、という意味のことわざだそうです。
若者に向けられた言葉だと思いますが、それをやってきたという自負がヒロクニさんの中にあるのかもしれません。
結婚前にも、わたしに向かって「ヒロは、勉強が好きなんだ。それだけの男なんだよ」と言ったことがある。わたしは「そう言われたって、実際には、どういうことを意味するのか?分かるような分からないような?」とその発言を言われると困っていた。
「僕の勉強をするのを、助けて」という雰囲気で言う。勉強と言わず、仕事っていってくれたらなる程と思い易かったに違いない。勉強っていうから、保護者みたいではないか。
今は、こんなわたしでも爪の垢ほど大人になったのか、「好き嫌い関係なく、保護者(ママなわたし)になっている」。
女達同士では、「男は、子供と一緒」と言いながら、男性の不思議に思う理解できない行動などを話ながら、一息ついて、家に帰ると男性を守っているのです。いい奥様の方だろうなぁという方が、ストレスをためているみたい。その女性達、皆、料理が上手です。
持ち寄りパーティーの時、とっても美味しいものが並びます。その料理を食べ、その努力を学び、日々の糧にします。
バッド・カンパニー(紙ジャケットCD&2010リマスター) | |
クリエーター情報なし | |
ワーナーミュージック・ジャパン |
上の画像をクリックすると、五曲目が視聴できます。
このアルバムは、急に取り出して聞き入っていることが多いアルバム。
わたし的には、男性特有の青春のエッセンスと、どこへいったい自分は行こうとしているのか?しかし、やはり行くのだという決意が感じるのです。女には、分からない精神性かしら????と思いながら聴いています。
もしよければ、視聴してくださいネ。