「藻の街」という色鉛筆作品の部分
正月は、お雑煮で始まった。そして仲良く過ごすつもりだったが・・・・。
正月は、荘子を読んで、「自由」という言葉が心に残り、荘子の言う自由とは?好き勝手に生きるというようなことではない。精神の自由を語っているのだろうと察しをつけた。その時、いつも曇りがちな心に一筋の風が吹いた。だけどはっきりそれが何なのかわからない。
ヒロクニさんの言う通りの正月を送り、楽しく過ごすよう心を砕きすぎたのか、サービスに疲れたのか元気がなくなってしまったのだ。こういう事は、度々あり、何度も繰り返している。「何度も同じ過ちを繰り返すのは、愚かである」と言う言葉が、頭に浮かびこれはどうしたものか?と自分に問い正してみると、普段からヒロクニさんがわたしに自分の時間をほとんどあたえないからでは?と思った。普通は、「亭主は留守で元気が一番」と言われている通り、主婦は夫が留守の間にうまく自分の時間を取り入れ、夫に優しくする余剰をもってうまくやりくりしていると思うのです。簡単に言うとCD一枚自由にかけられないし、TVだって安心して見れないのだ。わたしがリラックスする時間ってほんとに少ない。わたしは、ヒロクニさんの好みを熟知しているし、心くばりをしてしまう。最近、歯軋りしているのか、左の歯が浮いている。
元気がなくなる自分は、だめな自分?と思いこんでいたが、疲れるのはトーゼンかも?と思った。そして、「鉄のカーテン」を自分の部屋引いた。唯の布のカーテンだが、鉄で閉ざしたような重々しさが垂れ込めている。人を変えるのは難しいが、自分が変わるという方法を模索中です。初めて閉ざした部屋で瞑想中・・・・。なにかいい解決法はないかなぁ?ヒロクニさんは、本質は優しい人なんだけど、暮らし難い性格を持っている。